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ダイワ スティーズ SC 6111M/MHRB 【ファイアウルフ】 インプレ

ファイアウルフ

ダイワ の スティーズ SC 6111M/MHRB ファイアウルフ のインプレをレビュー!

スティーズ ファイアウルフは、川村光大郎プロが監修した究極のバス用バーサタイルロッド。
スモラバから底物、巻物やスイムベイトまで、1本で高レベルに扱える驚きのパフォーマンスに仕上がっています!

不遇の名作 | でも1本選ぶならファイアウルフ

『陸っぱり1タックル化』の宣伝文句と高い前評判で、ファイアウルフはかなり売れたと思いますが、
スティーズ史上最も酷評された?!
ロッドのような気がします。

実際、2016年の発売以降ネガティブな評判も多く、一時は中古品が溢れてかなり値下がりしていました。

ただ、自分がもし1本だけロッドを絞るのであれば
ファイアウルフを選びます!!
1ozクラスのスイムベイト、1/2ozスピナーベイト、10g〜20gのクランク、5gのシャッド、3.5gスモラバ、5インチネコリグ...など、陸っぱりでやりたい事全部がこれ1本で、しかも快適に扱うことができます。

どんなロッド? | キャスティング、使用感

スペック SVFナノプラス,全長(m)2.11, 自重(g)112, ルアー重量(g、oz)3.5-28、1/8-1, ライン(lb)8-20
適合ルアー スナッグレスネコリグ/ノーシンカーリグ/ダウンショットリグ/テキサスリグ/フィネスジグ/スピナーベイト/バズベイト/フロッグ/バイブレーション/クランクベイト/クローラーベイト

ファイアウルフのルアー適合重量は1/8oz〜1oz(3.5g〜28g)。
スモラバからソコソコのビッグベイトまで対応するオールマイティなそのメリットが、逆に最大の不満に繋がっていたのかもしれません。

全てが80%の使用感><
そう感じた人も多かったかも..と思います。
それぞれの専用ロッドで味わっていた感覚を、そのまま幅が広がったイメージで考えると、確かにあらゆるルアーで違和感となります。
特に、ベイトフィネス並に繊細なティップと、柔軟なベリー、そして強靭なMHのバットが形成する独特なテーパーを、最初は気持ち悪いと感じるかもしれません。

ジグ&ワームロッドの進化系

しかし自分がファイアウルフを使ってみた限り、
よく出来たジグ&ワームロッドの進化版
だと思いました。

以前アメリカンロッドをよく使用していたのですが、90年代後半頃から北米ではジグ&ワーム系ロッドのシェアが圧倒的で、巻物はクランキングロッドに任せるようなラインナップでした。
例えば、日本でも人気のあったG ルーミス MBR 783Cのような、スタンダードで使いやすいバーサタイルなバスロッドは少数派になっていました。
それほどジグ&ワーム系ロッドは、登場以来あっという間に北米のバスロッド標準になった記憶です。

ジグ&ワーム系ロッドの特徴は、強めのパワーに対して繊細なティップを持っていることです。つまり、軽量リグをピッチング可能で、かかった魚を強引に抜き抜けるパワーがあります。ハッキリ言ってキャスティングには不向きで、竿の曲がりで魚をいなす作りでもありません。
ただ、このジグ&ワーム系ロッドの特性は、軽量なシャッドやミノーもティップで投げることが可能で、重ためのルアーもしっかりとバットで支えて扱えます。キャスティングに難はあるものの、幅広いルアーを使える意外とバーサタイルな特性。

こうした特性を、より日本向けなバーサタイルにチューンナップし、使いやすく万能にしたのがファイアウルフと言えそうです。

ファイアウルフのキャスティング

スティーズ SC 6111M/MHRB ファイアウルフ は、ジグ&ワーム系ロッドの特性を活かしつつ、キャスティングにも向くようにレギュラーテーパーで調整されたロッド。実際、川村光大郎プロは、ダイワのジグ系ロッドをベースにファイアウルフを開発していたようです。

最初はファイアウルフのキャスティングに違和感を覚えるかもしれませんが、その特性にはすぐに慣れることが可能で、レギュラーテーパーでまとめられた究極のバーサタイル性能を存分に体感できます。

  • 繊細なティップをレギュラーテーパーで曲げ込み、スモラバやネコリグ、シャッドなどを投げる。
  • レギュラーテーパーの奥深く、バット部分まで曲げ込んでスイムベイトを投げる。

そうした異なる2つの性質が、丁寧にデザインされたテーパーによって1つに結び付いています。

ファイアウルフのフッキング

MHのバットパワーを備えつつも、ベイトフィネスなティップデザインのファイアウルフは、正直フッキングパワーが弱いと思っていました。ですが、高弾性なSVFナノプラスで作られたブランクスは、しなやかに曲がるのに非常に強い復元力・反発力があります。

この素材特性の効果で、スモラバやネコリグといったフィネスはもちろん、ライトテキサスやスピナーベイトといった太軸のフックでも、軽快なフッキングを実現。
しかも魚をかけた後は、ロッドの反発力がテンションをキープし続けるので、ラインバランスやドラグ設定を誤らない限り、非常に魚をバラしにくくなっていると感じました。

巻物への対応力も高めたジグロッド

ファイアウルフは高弾性なロッドですが、繊細なティップからベリー、それらを支えるレギュラーテーパーなデザインによって、巻物への対応力を高めています。
実際、10~20gのハードルアーでもキャスティングしやすく、ロッドが曲がり込むので、高弾性ロッドとは思えない程バラしにくい性能になっています。もちろん、巻物用に特化したロッドには及びませんが、ベイトフィネスやジグロッドとしての高い性能を発揮しつつ、巻物も使える特性は重宝します。
3/8~1/2oz程度のスピナーベイトなど、シングルフックな巻物であれば、むしろジグロッドとしてのメリットを活かしたフッキングが可能です。

ファイアウルフは、SVFテクノロジーを用いた高弾性で反発力の強いブランクスで、ライトなジグロッドとしての快適な使用感を実現しつつも、絶妙のテーパーで巻物の対応力を最大限に高めたロッドと言えそうです。

感度 | ハイエンドな素材と絶妙な設計

ファイアウルフは、スティーズに相応しい高感度なロッドに仕上がっています。
ブランクスそのものも高弾性で、絶妙なガイドセッティング、適度に軽量なバランス、その全てが良好な感度を生み出していると感じました。

また、通常のロッドに比べ、極端にティップが繊細な所もポイント。
見逃してしまいそうな違和感、ラインの微妙な振動を繊細なティップが感じ取り、ティップの小さな揺れがロッド全体に伝わるような感度を発揮します。素材やスペック以上に、高感度に感じる設計と言えそうです。

ロングディスタンスでのボトムの様子や、ディープを軽量なリグで操作する感覚、巻物をトレースする時の前アタリなど、どれも気持ちいいくらい伝わります!

まとめ | 時間とともに認められたパフォーマンス

ファイアウルフは、普通のバーサタイルロッドをイメージして手にするとガッカリするかもしれません。
しかし、巻物とフィネスに対応した独特のジグロッド...と考えると抜群にシックリときす。
最初は使いにくさを感じても、マルチなジグロッドとして使い込むうちに不思議と体に馴染みます。

事実、発売以来マイナスイメージの強かったファイアウルフは、2年後の2018年に雑誌のタックルオブザイヤー1位に輝いています。
万人が使い慣れるまで時間のかかる、非常に遅咲きで、苦難の道を歩んだ名作なのかもしれません。

元々川村光大郎プロは、タックル本数が絞られていたオカッパリ対決用にファイアウルフを開発した..というバックボーンがあります。
ただその後、対決でのタックル本数制限が緩和されたことで、川村光大郎プロがファイアウルフではなく、ウェアウルフのような特化ロッドを多様するようになったことも酷評された一因だったかもしれません。

しかしファイアウルフは、川村光大郎プロが一時の要望で作った特異なロッドでは決してありません。
以前からダイワは、軽量リグからスイムベイトまで扱えるようなロッドを海外でもリリースしています。
つまり、ダイワにとってこの手のロッドはお家芸であり、国内事情に合わせて川村光大郎プロによる更なるチューニングが施されたのがファイアウルフなのだと思います!

ファイアウルフに合うリールは?

ファイアウルフの幅広いルアー適合帯を活かす為には、SVコンセプトを採用したリールがあったほうがベストです。中でも、ファイアウルフのリールシート形状を考慮すると、「スティーズSV TW」や「スティーズA TW」がベストマッチ!

ジリオンや他社のリールでも使用には問題ないですが、手に馴染むバランスなども考慮すると、ベストはスティーズな気がします。
または、スティーズと同じ形状である「2020年モデルタトゥーラ SV TW」も良さそうですね。

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