リール

ダイワ 2021 アルファス SV TW | 実釣インプレ

21 アルファス SV TW

ダイワ新型ベイトリール機「2021 アルファス SV TW」の実釣インプレをレビュー!

20タトゥーラ同様、翌年モデルが12月に発売された21 アルファスSV TW。
ダイワのライトバーサタイルなベイトリール機として、長年さまざまなモデルがリリースされてきたアルファスが、ニューメタルコンセプトと称し、劇的に生まれ変わったその使い心地を紹介します。

この手のリールは、今まで「スティーズ CT SV TW」を酷使して使ってきたのですが、「21 アルファス SV TW」は良い意味で裏切られました。
実売価格が2万円前半のベイトリール機としては、ちょっと満足感が高すぎるモデルです。

21 アルファス SV TW | 性能と魅力

公式サイト

21 アルファス SV TW

品名 巻取り長 ギア比 自重 最大ドラグ力 巻糸量ナイロン ハンドル長 スプール径 ベアリング 定価(円)
800H 71cm 7.1 175g 4.5kg 12lb/45-90m 14lb/40-80m 85mm 32mm 7/1 32,300
800HL 71cm 7.1 175g 4.5kg 12lb/45-90m 14lb/40-80m 85mm 32mm 7/1 32,300
800XH 81cm 8.1 175g 4.5kg 12lb/45-90m 14lb/40-80m 85mm 32mm 7/1 32,300
800XHL 81cm 8.1 175g 4.5kg 12lb/45-90m 14lb/40-80m 85mm 32mm 7/1 32,300

■小型サイズのTWS搭載(スティーズCT SV TWやアルファス AIR TWなどと同じ)
■32㎜径 超々ジュラルミン SVスプール搭載
■フルメタルハウジング(アルミニウム合金)

■85㎜ アルミクランクハンドル
■UTDドラグ
■ソルト対応

21 アルファスSVTW のスペックは上記の通りです。

アルファスは、ライトバーサタイル機として長年愛されてきた評価の高いベイトリール機。
そのアルファスがパワーアップした2021年新型モデルは、ダイワのプロモーションビデオでリアルバーサタイルと銘打たれる自信作のようです。

何だか大げさにも聞こえるリアルバーサタイルですが、実際に使ってみてライトバーサタイルとの違いをハッキリと実感しました。

TWシステム、32㎜径のナロースプール

2021年モデルのアルファスSV TWは、32㎜径のSVスプールを搭載。
同じく21年モデルとして登場した「ジリオン SV TW」や「スティーズ リミテッド SV TW」に採用されているSVブーストこそありませんが、「スティーズ CT SV TW」や「スティーズ AIR TW」といったライト寄りなリールと同様にスプール幅が小さくナロー化されています。

ナロー化は、スプールの立ち上がりが良くなるので、より軽量ルアーが使いやすくなりますね。その上で、CT SV TW機やAIR機よりもスプール径が大きいので、重量級ルアーを含めて扱いやすいマイルドなキャスト性能。

加えて、キャスティング時の糸抜けがよくなるTWシステムを採用。
糸抜けの良さによる飛距離向上も勿論ありますが、自分が使って感じる1番のメリットはライントラブルの軽減です。
不十分なキャストで浮き上がるライントラブル等を、TWシステムがある程度補正してキレイに放出してくれていると感じました。

そして、TWシステムとナロー化されたスプールは相思相愛でバツグンな相性!
ナロー化されたスプールは、スプール左右から順に放出されるライン角度が元々浅く、それを幅広のTWシステムがさらに補正する事で、非常にスムーズなキャストフィールを実現していると感じました。
これは軽量ルアーをキャストする時により顕著で、一般的なスプール幅のリールでは、どれだけ軽量なカスタムスプールを搭載していても、キャスト放出時のレベルワインドに対する角度が急となり抵抗ロスが発生してしまいます。
21アルファスは、こうしたロスが目に見えてスムーズに解消されていますね。

ハイパードライブデザイン(HYPERDRIVEデザイン)

アルファスSV TWは、次世代のダイワベイトリール新技術である「ハイーパードライブデザイン」をコンセプトとして採用。
その高い初期性能が、長く続く事を目標としています。

中でも特筆すべきが、新設計の「ハイパードライブデジギア」と、負荷の強い時でもパワーを持続する「ハイパーダブルサポート」による巻き心地の向上。
また、高剛性・高精度な「ハイパーアームドハウジング」技術を使って、メタル素材(アルミ)による強固なボディを形成しています。
さらに、ソルトの過酷な環境でも高い耐久性を発揮する「ハイパータフクラッチ」は、スムーズなクラッチ操作を実現。これまで、TWシステムのリールはクラッチがやや重い印象もあったのですが、アルファスSVTWはかなり改善しています。

この新技術によるベース性能の飛躍的アップが、軽量ルアーが快適ながらやや華奢な印象のあったライトバーサタイル機の用途を一新していると感じました。
立ち上がりの良い小径スプールの特性を活かし、太めのラインを巻いて近距離のカバーを快適に打ち続ける...そして掛かったビッグバスを強引に引き抜くといったパワースタイルにも十分対応できる強さがありますね。

新モデルとして生まれ変わったアルファスSVTWの魅力を、次項以降で1つずつ紹介していきます。

キャスティング

21 アルファスSVTWのスプールは32㎜径。
同じ径のベイトリールは、シマノのアルデバランやダイワのSVライトリミテッド、20タトゥーラ SV TWなどで使っていましたが、どのモデルにも引けを取らない程、21アルファスは快適に感じました。
特に、小径のスプールで軽量ルアーを扱う場合、ナロー化とTWシステムの相乗効果がかなり強いと実感。

タックルセッティング

21 アルファス SV TW ラインセッティング

今回の実釣は、ロッドに「リベリオン 662MLRB」を使用。
軽量ルアーでのキャストフィールを試したかったので、ラインは10lbラインをキャパシティの80%ほど巻いています。

7~20gのバーサタイルなルアーを使うのであれば、アルファスの本分である12lbや14lbラインがベストですが、軽量ルアーではそれなりにレスポンスが落ちます。
なので今回は、普段このロッドで使っているスティーズ CT SV TWに合わせたラインを選択。糸巻量もスティーズCTの最大キャパと大体同じです。

30㎜径スプールのスティーズCTと異なり、32㎜径のアルファスであれば、ラインキャパを減らすことによるレスポンス向上を施しても、糸痩せし過ぎないので使いやすいと感じました。
ラインキャパを減らすと、スプール軸に対するライン巻き取り面の径が小さくなるのですが、スプールエッジがしっかりと直径をキープしているので安定動作に繋がっていると思います。

ブレーキセッティング

ゼロアジャスターでスプールガタゼロに設定したアルファスSV TWは、ブレーキ5~6が使いやすい領域。軽い物から重めのルアーまで、キャスティングでもピッチングでも快適でした。

ある程度重量があればダイヤル4に、空気抵抗の少ないバイブレーションなどは状況に応じてダイヤル2~4で使用。

軽量ルアーが飛ぶ!! | 驚きのキャスト性能

エバーグリーンのバンクシャッド(自重5g)、4インチ以上のネコリグ(シンカー1/16oz)、2.7gのダウンショット、総重量3g以上のスモラバなど、自分が普段10lbラインでパワーベイトフィネス的に使うルアーを投げ倒しました。

驚いたのは、アルファスSV TWのキャスト性能。
特に、フルキャスト時の飛距離においては、スティーズCT SV TWに迫るものがあり、場合によってはより快適に飛ばせる印象すらあります。

状況や使い方によって飛距離は異なるので一概に言い切れませんが、同一のラインセッティングでの使用感は爽快でした。
勿論、スティーズCTのキャスト性能もかなり高く、その差は僅かなレベル。
ですが、中堅価格帯モデルのアルファスSV TWがここまで使いやすく、軽量ルアーやライトリグを飛ばせるのは驚きでした。

30㎜径スプールのスティーズCTは、レギュラークラス以上のルアーでも余裕で使えるリールなのですが、フルキャストで遠投した場合のスプール回転がかなり激しく、ブレーキがかかりすぎるようなピーキーさがあります。
ですが32mm径スプールのアルファスSV TWは、丁度いいマイルドさで、投げ続けるのが楽しくなるキャストフィール。
実際、今回の釣りでは、日暮れまでライトリグや軽量プラグをひたすら投げ続けてしまいました(笑)

21 アルファス SV TW ライトリグ

「21 アルファス SV TW」は、軽量ルアーやライトリグのピッチングも気持ちいいフィーリング。
低弾道にスッと飛距離が伸びます。

ただ、軽いルアーのピッチングに関しては、スティーズ CT TWの方がより軽快。
軽いキャストで近距離や中距離を投げる場合も同様で、力を抜いて精度を高める使い方では、スティーズCTの方が立ち上がり良く感じました。

バーサタイル性を保持しつつ、軽量ルアーのパフォーマンスに究極を求めるのであれば、スティーズ CT SV TWに分がありそうです。
しかし、アルファス SV TWも、かなりライトリグや軽量ルアーのキャスト性能が高め。
こうしたルアーは、重さに任せて投げるタイプではないので、スプールのナロー(幅狭)化とTWシステムによる、リールから放出されるライン角度のロス解消が、かなり効いているのではないでしょうか。

21 アルファス SV TWは、CTに迫る軽量ルアーのパフォーマンスを持ちつつ、キャスティング主体のスタイルや、バーサタイルな用途でより快適に楽しめる特性と言えそうですね。

バーサタイルなキャスト性能

「21 アルファス SV TW」が真価を発揮するのは中量級ルアー。
7gを超えるハードルアーから、劇的にパフォーマンスが良く使いやすくなります。

10g前後のバイブレーションなどが特に快適で、軽い力でぶっ飛んでいきます。このクラスのルアーだと、スティーズ CT TWでは若干ブレーキが効きすぎるイメージで、やや鈍重に思える事も。
バーサタイルな用途では、アルファスの有効性が高い事を実感しますね。

「21 アルファス SV TW」は、総重量3gのスモラバからビッグベイトまでストレスフリーに使えるリール。
ただ、12gを超えて1/2oz(約14g)以上のルアーあたりから、ナロースプールなアルファスより「20 タトゥーラSV TW」の方が心地良く使えます。
ダイワのベイトリールは、どのモデルも幅広いルアーを快適に使える上にプラスし、さらに機種ごとの用途に応じた奥深さを持っていると感じました。

スプール重量

21アルファスのスプール重量を他機種と比べてみました。
34㎜径でラインキャパが同じ「RCS SVスプール 1012 G1」と、ライト寄りなバーサタイルベイトリール機「スティーズ CT SV TW」のスプールを比較。

21 アルファス SV TW スプール重量

▲21アルファスのスプールはベアリング込みで自重約12.2g。

▲34mm径のSV 1012 G1スプールは、ベアリング込みで自重約11.3g。

▲スティーズCT SV TWのスプールはベアリング込みで自重約9.3g。

21アルファス SV TWのスプールは、他のハイエンドモデルと比較すると若干重め。
確かにアルファスのスプールは、ハイエンドに採用されている軽量で丈夫なG1素材を使っていないのですが、34㎜径でナロー化されていないスプールより重いのは意外でした。
30㎜径のスティーズCTとの差は歴然で、CT機の方がラインキャパが少ない分、糸を巻いたときの実重量はさらに広がります。

ですが、21アルファスのスプール素材である超々ジュラルミンは、SVスプール初期のハイエンドモデルにも採用されていた素材。決して重すぎるスプールはありませんし、実際に軽量ルアーを投げた時のキャストフィールは快適でした。
仮に21アルファスのスプールをG1素材にした場合、本体の実売価格が3万円前後になっていたかもしれないので、コストパフォーマンス的にはベストチョイスな仕様と言えそうです。

SVリール機のエアブレーキシステムは、スプールの遠心力ではなく慣性力に対応したブレーキ。なので、ある程度軽量なスプールであれば、十分にパフォーマンスを発揮できるのかもしれませんね。

SVスプールは、キャスト前半から後半までキッチリ最大限のブレーキになる構造で、トラブルレスでパフォーマンスの高いキャスティングが可能。
ただ、ピッチングや着水間近にスプールが低速回転する際、ブレーキ段階が最小になります。このタイミングでは、スプール重量による慣性がキャストフィールに影響してくるかもしれません。

21アルファスの実投でも、軽量ルアーのピッチングやショートキャストに関しては、よりスプールが軽いスティーズCTの方が1歩上だと感じました(アルファスSV TWも十分快適ですが)。
反面、遠投能力においては、スプール径が大きく、自重による慣性が働く21アルファスが有利となりそうです。

巻き心地、パワー

21 アルファス SV TW クランク

「2021 アルファス SV TW」は、気持ちの良いキャストフィールとキャスタビリティだけではなく、その巻き心地も非常に良い感じ。

小型なバーサタイルリールにも関わらず、次世代コンセプト「ハイパードライブデザイン」に基づいてフルメタルハウジングで構築されたボディは、握っただけでガッチリとした強固な質感を感じます。
歴代のアルファスに限らず、このサイズのベイトリールではあり得ないような強固な作りは、はち切れんばかりの筋肉が小さな領域に凝縮されたようなイメージ。
小柄でもガッシリとしたボディと、新設計ハイパーデジギアを始めとするギア周りの進化は、小さな外観と相反する上質な巻き心地を実現しています。

自分が使用した21アルファスはギア比7.1のモデル。
ハンドル1回転あたりの巻き取り量が71㎝という丁度いい速さで、ラインを少なめに巻いてもスピードの低下が十分許容範囲です。

巻きパワー | 引き抵抗の強いルアーを丁寧に巻ける

ラインをスプールに巻いている時から感じたのですが、アルファスは巻きのパワーが非常に強いです。実際、引き抵抗のあるようなルアーを巻いてみましたが、過剰な力を込める事なくリーリングが可能。

他のリールでも負荷なくリーリングは可能ですが、アルファスは更に軽い力でトルクのある巻きが可能なので、いつも以上に丁寧なルアー操作ができました。
スピーディーに巻く場合でもスローにゆっくりでも、余分な力が抜けているので、集中してカバーやボトムに触れる感触を実感。
この効果はかなり大きく、根がかりが減少し、小さなバイトも見逃しにくくなります。

巻き心地のシルキーさやパワーだけで言えば、同じハイパードライブデザインのスティーズリミテッドや21ジリオンの方が上。重量級のディープクランクなどには、やはりボディサイズがしっかりとしていて、34㎜径以上のスプールがあるリールの方が安定します。
それでもアルファス SV TWは、このクラスのリールとしては良好な巻き心地とパワーで、用途の主流となる中型以下のルアーで絶対的なアドバンテージを持っていると言えますね。

魚を抜き上げるゴリ巻きの強さ

21 アルファス SV TWで何より驚いたのはゴリ巻きの強さ。
21アルファスを手に入れた12月、寒さを避けて深場にいる40upの川スモールや、ロクマルクラス....のニゴイ(外道)を釣り上げた際、周囲のカバーに巻かれないようにゴリ巻きして一気に引き抜きました。

消波ブロックなど、ラインブレイクの危険性が多いフィールドでベイトフィネスやライトバーサタイル機を使う場合、いつもであれば深場からバスを引き上げるのに必死に力を込めてハンドルを回し、急いで引き上げるシーン。
ですが、21アルファスは、普通にルアーをリーリングする感覚に少し力を込める程度でラインを巻き上げる事ができました。
巻き始めのトルクも高く、「さあ巻くぞ!」と特別意識することなく、スムーズなファイトを開始できます。

強い巻きパワーとギア比7.1の巻き取り量のバランスが、非常に快適で楽な巻き上げを実現していると実感。
自分的にこの効果は絶大でした。

ゴリ巻きでバスを引き抜く場合、スピーディーにランディングを処理しつつも、魚の走る方向に瞬時の対応が求められます
しかし、巻くパワーに余裕のある21アルファスは、過度な力を込める必要が無いので、それだけ判断や対応を実行する余裕が発生。
1匹をキャッチするまでのランディング時間が長くなる訳ではありませんが、余力がある分、釣り人が思考・行動する時間がいつもより確保できようになります。

この特性は、太めのラインを少量巻いて近距離のカバーを撃つ場合などにも有効で、単なるライト寄りなリールに収まらない21アルファスの底力を感じました。

デザインと使用感、リールの感度

21 アルファス SV TW 外観

「21 アルファス SV TW」は、比較的手頃な値段のリールですが、かなり質のいいデザイン。
確かに、ハンドルキャップやドラグノブと言った細かいパーツは、ハイエンド製品のような高級素材ではありません。
それでも、リール全体の仕上がりが非常に丁寧で安っぽさが無く、飽きがこない所有感を長く楽しめる外観です。

最近のリールは、エントリーモデルでもクオリティが高い仕上がりなのが嬉しいですよね。

シルバーを基調とするボディは、光り輝くような銀ではなく、鉄のような重厚感をもったやや暗めの仕上がり。
光沢処理は施されていませんが、チープな感じが無く、意外とどんなロッドにでも合わせやすそうです。

リール感度の高さ

リールの巻き感度、という言葉はよく聞かれますが、2021年のダイワベイトリールはリールそのものが感度を高めています。

元々ダイワのベイトリールは、ボディ内部の空間設計が絶妙で、リールシートから伝わる感度を反響しやすいと感じていました。また、サムレフトのデザインが、リール内部の反響を伝達しやすい形状になっているとも思います。

コンパクトで剛性の高い21 アルファス SV TWは、この傾向が顕著。
これこそがハイパードライブデザインによる恩恵なのかもしれませんが、ロッドから伝わる感度がかなり反響されて、伝達されやすくなっていると感じます。

頑丈で剛性が高いボディながら、しかし重厚な鈍重さは感じられないのが21アルファス。
肉厚がある、ギッシリとメタルが詰まっているといった剛性の場合、リールからの感度は完全防音のようにシャットアウトされまてしまう事も。
しかし21アルファスは、手に握り込むリールを極限までデザインし、その上で可能な限りの素材と設計で剛性を高めていると言えます。
21アルファスの巻きは異音が少なくスムーズなのですが、ドライブギアが静かに回転する感覚までもが伝わってくる感じですね。

スティーズのような軽量ハイエンドモデルは、リールを感じさせないフィーリングで剥き身のロッドがもたらす微妙な感度を直接的にキャッチ。
対する21アルファスは、直でロッドに触れる感覚が若干抑えられますが、集中力の切れ間に見逃してしまいがちな小さな情報も、大きく反響させて分かりやすく感じ取れる印象です。
上級者向けのハインドモデルに対し、21アルファスは万人向けのリアルバーサタイルモデルとして最適な性能になっているようですね。

パーミングのしやすさ

21 アルファス SV TW

新型アルファスがライト寄りの用途で快適な理由の1つに、さまざまなパーミングがしやすい形状の特徴があります。
単に握り込みやすいだけでなく、指を添えるだけのような持ち方でもリール操作が可能。

スティーズ CT SV TWや、スティーズ AIR TWで極められたこの種のボディ形状は、アルファスSV TW にも受け継がれています。
ハイエンドのスティーズ程ではありませんが、メタルハウジングボディの剛性を活かしたまま、かなりパーミングしやすいデザイン。
レギュラーサイズのルアー操作では恩恵が少ないかもしれませんが、ライトリグや軽量プラグを繊細に動かしたい時に重宝します。

最近は、よりボディの大きなバーサタイルベイトリールであっても、カスタムスプールなどで軽量ルアーへの適合性が著しく向上。
ですが、リグの操作性までを含めた軽量ルアーの対応力は、アルファスSV TWやスティーズ CT SV TWのボディ形状に大幅なアドバンテージがあると考えています。

逆に、重量級ルアーをしっかりとキャストして巻き続ける場合であれば、20タトゥーラSV TWやジリオンのようなバーサタイルリールの方が安定しますね。

用途 | 他のベイトリールとの比較

21 アルファス SV TW と スティーズ CT SV TW

▲左:21 アルファス SV TW 右:スティーズ CT SV TW

「2021 アルファス SV TW」は、スモラバからビッグベイトまでストレスフリーに扱えるリアルバーサタイルモデル。

特に、12lb程度のラインで、7g以上で10g前後のハードルアーをメインに使われる場合は爽快です。14lb以上のラインも十分巻けるキャパなので、より重量級のルアーも快適に使用可能。

ただ、12gを超えて1/2oz以上のルアーを使う場合、よりバーサタイルな「20 タトゥーラSV TW」の方が良さそうです。
20タトゥーラは、21アルファスと同じ32mmのスプール径ですが、幅を狭めるナロー化はされていないので、その分だけ糸痩せしにくく、自重のあるルアーを遠投する際に有利。
20タトゥーラは、ロープロファイルながらしっかりとしたボディなので、大型のルアーでも安定して操作できます。

さらに、空気抵抗の少ないバイブレーションや1ozクラスのルアーまでを遠投するなら、「21 ジリオン SV TW」や「スティーズ リミテッド SV TW」など、34㎜径以上のスプールを搭載するリールが有利です。
この2機種は、トラブルレスな特性のまま、キャスト後半の伸びが向上するSVブーストを採用しているので、ルアーが軽快なキャストフィールでぶっ飛びますね。

いずれのリールも、幅広いルアーを使える特性ながら、プラスアルファとして得意分野に秀でているのが特徴です。

ライトリグや軽量級ルアーをパワーベイトフィネスで使う

21アルファスに10lb前後のラインを8割程巻けば、パワーベイトフィネス気味なライトリグや軽量ルアーの使い方が快適。

キャスティングに関しては、ラインをパンパンに巻いたスティーズ CT SV TWを上回るかのような性能があり、巻きパワーや剛性感といったメリットも得られます。
ピッチングや近距離のキャスト精度など、究極の性能はスティーズCTに劣るものの、オカッパリで軽量ルアーをランガンするような用途では、自分的に21アルファスの方が使いやすいと思いました

自分が21アルファスやスティーズCTで軽めのルアーを使う場合、2.2gシンカーにレッグワーム2.5インチのダウンショット、総重量3g以上のスモラバ、4インチのネコリグあたりを下限に考えています。
それ以下の1/16ozのダウンショットや3インチ以下のネコリグ等の場合、アルファス AIR TWやスティーズ AIR TWといったベイトフィネス専用機の方が快適。
スティーズCTは、ベイトフィネスクラスのシャロースプールが別売されているので、こうした領域まで考慮するとアドバンテージがあります。

まとめ

21 アルファス SV TW

21アルファスは、リアルバーサタイルと銘打たれた次世代ベイトリール機。
スモラバからビッグベイトまで快適な謳い文句に偽りはなく、さらに中型以下のルアーが気持ちよく扱えます。
ガッシリとしたボディと強い巻きパワー、高い剛性で感度伝達が良く、それでいて175gと十分軽量な仕上がり。
実売価格が2万前後のリールとしては、非常に完成度の高いリールです。

中型以下のルアーをメインに使う方だけでなく、バーサタイルなリールが欲しい方にもおすすめで、高い仕上がりと性能は手持ちのリールの入れ替えを考えているベテランの方にもいいですね。
用途の幅が広いので、色々と使い道ができて重宝するリール。

SVスプールは、キャスト中にしっかりとブレーキが効くのでトラブルが少なめ。
その分、ルアー重量をしっかりとロッドに伝えるキャスティングフォームに集中できます。
また、ピッチングではブレーキがメリハリよく最小になるので、こうしたキャストを分かりやすく実践・練習する事も可能。
その為21アルファスは、ベイトリールの入門機として初心者でも使いやすく、自分の技術をステップアップさせてくれます。
キャストが上手くなったと錯覚するような名竿は多いですが、「21 アルファス TW」は釣りが上手くなったと錯覚するリールですね。

21 アルファスSV TW に合うロッド

「21 アルファス SV TW」は、リアルバーサタイルなベイトリール。重量級ルアーも扱えますが、軽量ルアーにより優れた特性です。なので、少し強めのベイトフィネス~ML、Mあたりのロッドがパフォーマンスを発揮できるのでおすすめです。

価格帯が近いダイワのリベリオン「661MLRB、662MLRB(2ピース)」であれば、小型~中型のルアー全般とパワーベイトフィネス的な用途にピッタリ。
強めのベイトフィネスを使いつつ、トップウォーターやジャークベイトといったロッド操作を駆使するなら「661M/MLFB」もおすすめ。ダイワのマルチテーパーを最も体感しやすいロッドです。
また、バーサタイルなベイトロッド「6101MRB、6102MLRB(2ピース)」も有力候補。レギュラークラスの様々なルアーを扱えて、フリリグや5インチ以上のネコリグといった丁寧な攻めも快適。

予算に余裕があるなら、ブラックレーベルの「SG 6101M+FB」やセンターカット2ピースの「SG 6102M+RB」もおすすめ。
ライト寄りな底物も使えるバーサタイルな性能にパワーがプラスされ、高比重ノーシンカーやラバージグなどより幅広いルアーが使用可能。
オカッパリを1本で攻略できますね。

2021年 ダイワ新型ベイトリール

2021年モデルとして発売されるダイワの新型ベイトリールについては、つぎの記事も参考にしてみてください。

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