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シマノ ワールドシャウラ 1651FF-3 | 実釣インプレ

シマノ ワールドシャウラ 1651FF-3

世界中の魚種を対象とするワールドワイドなバーサタイルロッドとして2018年にモデルチェンジした「ワールドシャウラ」。
その中で、マルチパーパスライトスペシャルとして中型以下のルアー全般が使いやすい「ワールドシャウラ 1651FF-3」の実釣インプレをレビューします。

対象魚種を限定しないフリースタイル、その幅広いルアーロッドとしての性能や、シマノのハイエンドロッドとして、ワールドシャウラが気になっている方は多いのではないでしょうか。
ですが、バスフィッシング用として「ワールドシャウラって使いやすいの?」「ポイズングロリアスなどと比べて感度は?」と気になる点も多いですよね。

バス釣りでワールドシャウラを使ってみたい方は、本記事を参考にしてみてください。

ワールドシャウラ 1651FF-3 | スペックと特徴

シマノ ワールドシャウラ 1651FF-3 マルチパーパス ライト

スペック1651FF-3, 全長(m) 1.98, 継数(本) 3, 仕舞寸法(cm) 30.0, 自重(g) 115, 先径(mm) 1.6, 適合ルアーウェイト(g) 4~16, 適合ジグウェイト(g) MAX100, 適合ラインナイロン(lb) 8~16, 適合ラインPE(号) MAX1.5, グリップ長(mm) 243, 適合グリップ Type B, テーパー FF, カーボン含有率(%) 99.8
対象魚ブラックバス、クロダイ、エリアトラウト
対象魚(エクステンションバット使用時)ボートシーバス/シーバス、ライトジギング/ジギング、スロージギング、タチウオ

ワールドシャウラのロッド記号(型番・番手)表記は次を意味しています。

ロッド記号、番手、機種名の意味

つまり、「1651FF-3」 は、1パワーのベイトロッドでFFテーパーアクション。
ただレングスに関しては、バスロッドとしても一般的な6フィート6インチとなっています。
機種名から6.5フィートをイメージしますが、1フィートの半分となる6インチに限っては、5(0.5)の表記になっているようですね。

バスロッドとしての特性

1651FF-3は1パワーのベイトロッド。通常のバスロッドであればMLクラスに相当します。
中型以下のルアー全般が使いやすいライトバーサタイルな特性。

さらにワールドシャウラは、よく曲がる粘り強いロッド特性で、他魚種にも対応できるパワーがあります。その恩恵で、MLパワーだと少し重めに感じる1/2o以上のルアーでも余裕で使いこなせる懐の深さが魅力。

特定のジャンルに特化したバスロッドに比べ、いろいろなルアーをたくさん使える事がワールドシャウラのメリットとも言えます。

3ピースの理由 | エクステンションバットの対応

シマノ(SHIMANO) 18 ワールドシャウラ エクステンションバット

モデルチェンジしたワールドシャウラは、一部の機種でエクステンションバット(別売)を装着可能。リールシートからグリップ部を丸ごと交換する事で、ジギングなどのバーチカルな釣りに対応できます。
ちなみに1651FF-3は、Type Bのエクステンションバットに適合。

ワールドシャウラは「ワン&ハーフ」という仕舞寸法130㎝の2ピースが基本ですが、エクステンションバット対応機種はグリップ部が外れるので3ピースモデルとなります。

ピースの分割数が増えたものの、グリップ部分だけがキレイに着脱可能な設計。
ブランクスの特性には影響のなさそうなので、グリップ交換を行わない人でも、性能的なデメリットは無さそうです。「ジギングは興味が無い」と考えている人には不要な機能ですが、先々興味が出てきたときに役に立つかもしれませんね。

スペシャルチューニング | 前モデルとの違い

1651FF-3は、前モデルまではライトバーサタイルに位置付けられていた番手。
モデルチェンジによってティップがより繊細になり、「マルチパーパスライトスペシャル」としてリファインされました。

このティップのしなやかさは、これまでのモデルとハッキリ違うと実感できる要素です。
ロッド全体としてはライトバーサタイルにまとまっていますが、ティップがより軽量なルアーの操作感を向上させ、ナーバスな魚の啄むようなバイトにも追従します。

シマノのMLパワーロッドは、大抵がルアー適合重量下限「5g」なのに対し、繊細なティップを搭載した1651FF-3の下限は「4g」。たった1gの差ですが、軽めのルアーのキャスティングやルアー操作が、数値以上に気持ちよくなっていると感じました。

今までの1651がもう少し軽量ルアー寄りだったらいいのに..と思っていた人には嬉しいモデルチェンジではないでしょうか。自分がそうでした(笑)

キャスティングとフッキング

ワールドシャウラは、とにかくルアーのキャスティング性能が高いと感じます。
単にアキュラシーが良いだけではなく、いろいろなルアーを同じような精度でキャスティングしやすいのが特徴。
また、フッキング後からの魚のファイトも爽快です。

キャストフィールとキャスタビリティ

ワールドシャウラ「1651FF-3」のキャストフィールは無駄がなく、とことん華麗!
適合ルアーの最小から最大まで、ルアーの重みでロッドがキッチリ良く曲がり、その反発力を使ったスムーズなキャスティングが可能です。余分な力を入れる必要がなく、ライト寄りのパワーとは思えない程ブレが少ないため、高いキャスタビリティを実感できました。

良く曲がってキャストしやすいロッドは、そのタメが効いた曲がり具合を気持ちいい!と感じる事が多いのですが、ワールドシャウラはあまり無駄な余韻が少なく、テクニカルにどこまでも曲がり、十分な飛距離を飛ばすイメージ。
工芸品のようなロッドというより、高性能なキャスティングマシーンといった印象を受けるロッドです。

とにかく、狙ったポイントに数多く投げ込みたい人に向いていると言えそうですね。

フッキングと魚とのファイト

1651FF-3はFFテーパー、つまりエクストラファーストアクションですが、その繊細な穂先は活きたルアーアクションやショートバイト対策の用途に特化しています。その上ロッドが良く曲がるので、いわゆる掛け調子で魚をフッキングするテーパーではありません。

なので、しっかりとフルフッキングをバットで決めるような使い方がベスト。

ガッチリ魚が掛かってしまえば、十分にロッドが曲がり、どこまでも力強く粘るバットが、安定したファイトを展開してくれました。
大物とのファイトも危なげなくやり取り可能。そしてロッドが良く曲がる分、レギュラーサイズの魚でも十分に釣り心地を堪能できる仕上げになっています。

感度

ワールドシャウラは、ハイエンドに相応しい高価なロッド。ですが、昨今のバスロッドとは少し感度の味付けが異なります。
実際、ワールドシャウラの感度ってどうなの?と思っている人もいるのではないでしょうか。

特に1651FF-3は、柔軟でしなやかな穂先の設計。キンキンの高弾性ロッドのように、小さなスモラバやダウンショット、ネコリグなどで底を取るような感度は不得手です。
また、5g程度のシャッドでも十分にキャストできますが、小さいルアーをスローでリトリーブした際に感じる振動も控えめ。

正直、スローで丁寧に誘うバスフィッシングのスタイルでは、「え、感度イマイチじゃね!?」と感じる方も多いと思います。
勿論、そういった使い方でもエントリーモデルよりは良好な感度ですが、ハイエンドモデルに期待する程の手ごたえは得られませんでした。

しかし、アクションの強いクランクやバイブレーションを超高速で巻く、ブレードの大きなスピナーベイトを力強く引き続ける、といったハードなリトリーブでは、ルアーの振動を適度に感じつつも、魚のバイトを明確に分けて感じ取れる特性。
また、ノーシンカーをフォールさせたり、ノーカンジでワームをリトリーブして魚のバイトだけを的確に察知する、といった使い方も優秀だと思います。

つまり、幅広い魚種や釣り方に適合した感度で、ルアーフィッシング全般に共通する性能は高いものの、バスフィッシングだけに特化した特性では無いのかもしれません。
それでも、ミドルクラスのバス専用ロッド程度の性能は十分にあるので、ワールドシャウラが持つ余力の大きさを感じます。

全ての性能がバスフィッシングだけに特化している訳ではありませんが、その力の一部で十分にバス釣りに対応できるのがワールドシャウラ。

デザインと使用感

ワールドシャウラ1651FF-3のデザイン、実釣での使用感を紹介します。

デザイン

2018年にモデルチェンジしたワールドシャウラは、通称でスーパーレッドタイプと呼ばれています(初期モデルがブルータイプ、その後がレッドタイプ、現行品がスーパーレッド)。
その呼び名通り、とにかく鮮やかな赤がキレイで美しいデザイン!

安っぽいギラギラ感は無いのに、しっかりと光沢を秘めた素材感で、手に取って眺めるだけで最高に満たされます。
赤を基調としたロッドは多いですが、ここまで強く明るい輝く赤を、高級感を損なうことなく格調高く完成された製品はあまり見たことがありません。強いて言えば、スポーツカーくらいでしょうか。

また、1651FF-3は、昔ながらのコルクストレートなリアグリップで、世界の魚種に向かう力強いワールドシャウラによく合います。
今のロッドにしてはフォアグリップが大きすぎる印象ですが、1651FF-3の全体的なバランスとしては悪くないと感じました。

さらに、見た目が良いだけでは無く、ロッド単体でもバランスが良い重量配分で、軽量リールを合わせても違和感がない使い心地になっています。

公式サイトやカタログの写真を見ていた時は、「何だかテカテカな赤だなぁ」と思っていたのですが、実物を目にした時の印象は「すごい!キレイ!欲しい!」でいっぱい。魔力を秘めている赤です(笑)

使用感

モデルチェンジしたワールドシャウラは、新技術の採用などで前モデルより軽量化されています。それでいて使用感に遜色はなく、従来のシリーズ同様によく曲がるロッドは、キャスティングと魚のファイトが非常に爽快。
むしろ、赤タイプにあった硬さが少し柔軟になり、ブルータイプに近いしなやかさになっていると感じました。

特に、自分の投げたいルアーを投げたい所にビシバシ撃ち込みやすい特性は最高で、これこそワールドシャウラの真骨頂だと実感。
ルアーローテーションとポイント探しが楽しくなるロッドと言えますね。
ハードルアーでもワームでも、効率よく各ポイントを回って行きたい人に向いています。

用途

ワールドシャウラ1651FF-3は、やや大きめ~中型以下のルアー全般が使いやすいライトバーサタイルなベイトロッド。
特に、1/2oz前後までのハードルアーが快適で、ストレートリトリーブは勿論、ロッドワークを多用するトップウォーターやジャークベイトも気持ちよく使えます。
セッティング次第で5g程度のシャッドもサクッと投げれますが、リトリーブ感度やロッドアクションまで考慮すると1/4oz以上がベスト。スピンテールジグやメタルバイブであれば、もう少し軽量でも問題なさそうです。

つまり、ライトバーサタイル全般が使いやすく、少し重め・少し軽めのルアーにも対応できるロッド。

ソフトルアーであれば、3.5~7g程度のテキサスリグやフリリグ、高比重ワームのノーシンカーも満足な使用感。ロッド操作を多用するソフトジャークベイトにも良さそうですね。
とにかく、狙ったポイントやコースを丁寧にアプローチする事もできます。

ただ、スモラバやネコリグ、ダウンショットなどをピンポイントでシェイクする用途には不向き。
1651FF-3のテーパーはエクストラファーストですが、どちらかといえば「繊細なバイトを捕らえる」「ラインテンションを張らずにリトリーブする」といった特性です。
その為、ライトリグによるフィネスな誘いの操作感は、ロッドが入りすぎるのでやや厳しめ。

これらの特性から、1651FF-3はピンポイントに居る魚を誘い続けるロッドでは無く、さまざまなポイントやコースにルアーを撃ち込んで魚を探し続ける攻めのロッドと言えます。

まとめ

ワールドシャウラ 1651FF-3 は、魚種を特定しないフリースタイルとしてモデルチェンジしたライトバーサタイル。
さまざまな釣りを、ライト寄りなアプローチで快適に楽しめるロッドです。

ワールドシャウラの中では比較的スタンダードな味付けなので、バスロッド感覚でワールドシャウラを使ってみたい方におすすめ。
小規模なフィールドでも使いやすい長さで、軽めのルアー全般で遊んでみたい方にも最高の1品ではないでしょうか。

また、クロダイやエリアトラウトといった身近な他魚種に適合するので、ベイトロッドのフリースタイル機として1本持っておいて損はない至高のロッドと言えます。

  • キャスティング、ロッドワーク、魚とのファイトが最高
  • 1/4~1/2ozのルアーが特に快適、もう少し軽め・重めも大丈夫
  • テキサスリグやフリリグ、ノーシンカーやソフトジャークベイトも可
  • ピンポイントを誘うネコリグやスモラバ、ダウンショットは苦手

ワールドシャウラ 1651FF-3 に合うリール

1651FF-3に合うリールですが、自分はダイワのSVライトリミテッドを使用していました。
メーカーは違えど、赤基調が良くマッチし、ライトバーサタイルなリール特性も良い感じ。

シマノのリールであれば、「アルデバランMGL」がライトスペシャルな用途的にベストマッチ。また、「2020メタニウム」をベースとして、必要に応じてシャロースプールと使い分けるのもパフォーマンスが高そうです。
デザイン的には、「カルカッタコンクエストDC100」も捨てがたい選択肢。
シマノUSAでは、新型ベイトリール「クラドMGL 70K」が発表されているので、このリールの国内発売にもに期待ですね。

ベイトリールについては、次の記事も参考にしてみてください。

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