ロッド

ダイワ 2019 SC 661M/MLFB-SV 【ウェアウルフ】 インプレ

ウェアウルフ

ヘビーカバーへの大胆かつ繊細な攻めを可能にする強めのベイトフィネス。
X45コブラシールドなど、最新技術で生まれ変わった ダイワ スティーズ SC 661M/MLFB-SV 【ウェアウルフ】 2019年モデル(以下、19 ウェアウルフ)の実釣インプレをレビュー!

ウェアウルフ前モデルの良さはそのままに、最新技術のモデルチェンジでリファインされた一品でした!!

スティーズ ウェアウルフ | どんなロッド?

スペック SC661M/MLFB-SV,全長1.98m,自重83g,ルアー重量3.5-18g(1/8〜5/8oz),ライン6〜14lb
適合ルアー スナッグレスネコリグ/スモールラバージグ/ヘビーダウンショットリグ/ノーシンカーリグ

前モデルの08 ウェアウルフ(661MFB-SV)は、SVF COMPILE-X(SVFコンパイルX)を採用した高弾性モデルでヘビーダウンショットに特化した性能。加えてMパワーロッドらしい汎用性もあり、強めのベイトフィネス用として評価が高く、人気のあるロッドでした。

そのウェアウルフが、ベイトフィネスの成熟した現在に「19 ウェアウルフ」としてモデルチェンジ!これはもうダイワのベイトロッド最高の存在です。

「ハイエンド=繊細」を覆すウェアウルフの強さ!!

ウェアウルフ 釣果

▲19 ウェアウルフ での釣果

まず強い!!
19 ウェアウルフを使用した感想はまず『強い』ということ。
パワーロッドという意味でなく、単純に製品強度が強いと思います。
実際、40後半の川スモールバスを抜きあげたり、根掛かりした水底の木(枝じゃありません)をそのまま引き上げたり...かなり強引な使い方をしましたが、不安になる要素を感じませんでした。

強さの源ですが、斜め方向のカーボンシートでネジレに対する強度をあげるX45がロッド先端から根元にまで施されています(08モデルは先端まで採用されていません)。
しかも
X45コブラシールド!!!

X45コブラシールドは、2019年にフルモデルチェンジしたブラックレーベルBLXと、同時期にリリースしたスティーズやハートランドの番手に採用された新技術。
斜め方向のカーボンシートは直径が広いほどネジレ強度がアップする性質を活かし、X45をロッドの最外層...つまりブランクスの一番外側に施す技術です。

この効果はかなり大きく、単に強度をあげるだけでなく、キャスト時のブレも大幅に抑制されています。

実はダイワのハイエンドロッドを使う際、SVFやSVFコンパイルXは折れやすい..といったイメージを持っていました。ですが、最近のスティーズロッドを使う限り「意外と丈夫!?」と感じています。
もちろん乱暴な扱いをすれば破損するでしょうが、SVFやSVFコンパイルXはあくまでカーボンシートの製造方法なので、素材やロッド製法などの進化に合わせて、同じSVFやSVFコンパイルXでも性能や強度が進化し続けているのかもしれません。

キャスティングとフッキング

19 ウェアウルフの極めつけは
大胆かつ繊細・シビれるマルチテーパー!!

19 ウェアウルフは、ティップ部分がMパワー、バット部分がMLパワーと、普通のイメージと逆の設計になっています。
このデザインはダイワ バスロッドのお家芸とも言えるテーパーで、19 ウェアウルフの661M/MLという設計は他シリーズにも採用されている人気モデル。

まず、Mパワーのロッドらしく中型ルアー(7g〜18g程度)を万能にキャストすることが可能で、その力強いティップとベリーは一瞬のレスポンスで鋭いフッキングを発揮。
ティップに比べて弱めのバットは、より軽量な3.5〜5g程度のスモラバやヘビダンをキレイにウェイトを乗せてキャストできる器用さを合わせ持ちます。

非常にダイワらしく、かつユニークなマルチテーパーがこの661M/MLです。

マルチテーパーを高性能に仕立てる最高素材

ただ、最初に19 ウェウルフを使用する際、
MLのバットは、Mクラスのルアー重量に負けるのでは?
と思っていました。

しかし、これはハイエンドモデルならではの素材で解決されているようです。

19 ウェアウルフのブランクスは、SVFコンパイルXというハイエンドな製法で作られたカーボン素材。
非常に反発力の強い高感度・高弾性なカーボンが、重めのルアーをキャストする時でもグニャリとのされる事なく、十分に曲がり切ったタイミングで力強く押し戻し、ルアーを弾き出します。
加えて、この柔軟に反応するバットは、軽量ラインによる軽量リグで魚をかけた時にも、その動きに追従してラインブレイクを防ぐ仕組み。魚の動きにバットがしなやかに追従するものの、強い反発力が適度なテンションをかけ続けるので、暴れる大物でもバラシにくくなっていまます。

柔らかさと反発力、これが強いティップとしなやかなバットという相反する特性を1本のロッドとして完成させています。

一見何とも不思議に思えるバランスが、キャスティングからフッキングまで良く手に馴染み、非常に癖になる実釣性能を発揮。同じような強ティップ弱バットのバランスは他にもありますが、特に661M/MLが顕著な仕上げだと感じます。

金属質な高感度

19 ウェアウルフは、ガラスのように繊細で、それでいて金属質な、非常にスティーズらしい高感度に仕上がっています。ブランクスを触っただけでも、その振動でロッド全体を震わせるイメージ。
実際に使ってみると、ボトムの様子や吸い込むようなバスのアタリ、リグがストラクチャーをすり抜ける時の感触が、明確な感度として伝わります。

ただここまでのレベルであれば、コンパイルXを採用していないスティーズにも同等の感度があります。
19 ウェウルフは、さらにそこから静かに伝わる微妙な情報量が豊富。
ある程度慣れるか、集中しないと見落としてしまうかもしれませんが、高音のように明確な感度の奥底に、かすかにロッドが震えるような感覚があります。
極端に言えば、ラインに水が当たるような感触、シンカーが砂地の小石に当たった時の微かな振動などが、囁くような感度として伝達されています。19 ウェアウルフに慣れるにつれ、それらが何を意味するのが把握できるようになり、水中の出来事がどんどん明確になる感覚。

初めて手にした時から高感度、さらに使い込むほどに情報分析がレベルアップするように感じるロッドです。

デザインと使用感

19 ウェアウルフは非常に軽い(自重83g)です。

そして、ただ軽いだけではなく、手に馴染む完璧なバランス!
先日ブログで紹介し、用途が比較的19 ウェアウルフに近いスティーズ 661MLFB マシンガンキャスト タイプ0.5がリール込みでパーフェクトバランスであるのに対して、19 ウェアウルフはロッド単体で理想的なバランス。
それは軽いだけでなく、軽量リールはもちろん若干重めのリールをセットしても手元に重心がかかりすぎ無い、最適なバランスに感じます。
6.6フィートという元々取り回しの良い長さに、バランスの良さと軽さが相まって、キャスティングからルアー操作、フッキングまでが、まるで何も手にしていないような感覚。体と一体化したように錯覚するバスロッドです。

そして、ハイエンドモデルに相応しく、本体のデザインも秀逸で仕上がりも最高峰。
「赤」という強めの色を基調にしているにもかかわらず、全体が上品にまとまっていて、派手すぎず地味すぎません。長く所有感が満たされるバスロッドと言えそうです。

19 ウェアウルフに合うリール

19 ウェアウルフは非常にバランスがいいので、軽いリールも重めのリールもしっくり馴染みます。
ですが、最高のバランスということであれば、リールは「スティーズ CT SV TW」一択。

重量バランスが良い...だけではありません。
小型で手に収まりがよく、どんな持ち方でもフィットしやすい「スティーズ CT SV TW」が、ロッドを意識しないほど軽い19 ウェアウルフのメリットを100パーセント活かせるからです。

よりフィネス寄りな使い方で近距離に特化するのであれば、2020年新製品の「スティーズ AIR TW」や「アルファス AIR TW」も選択肢に入ります。

ウェアウルフ インプレ | レビューのまとめ

19 ウェアウルフの用途としては、やはり3.5~5g程度のヘビダンやスモラバが最高に快適。
近距離へ撃つ使い方は勿論、ロングディスタンスをピンで攻める事も可能です。その上で、3/8oz程度のスピナーベイトや、7g程度までのフリリグ等も気持ちよく扱えます。鋭いフッキングが必要なメタルバイブのリフト&フォールにも良さそうですね。

とにかく、長くヘビダン専用として長く愛されてきたウェアウルフが、ベイトフィネス成熟期に新たにモデルチェンジされた魅力は尽きることがありません。

ウェアウルフを代用できるロッド

SVFコンパイルXを採用していない661M/MLの他シリーズでも、3DXやブレーディングXなどの技術でバットの反発力やハリを強くし、この特性をかなり再現しています。

今年発売されたリベリオン661M/MLFBであれば、19 ウェアウルフほどの超高感度ではありませんが、その独特な使用感をかなり体験できるでしょう。近中距離のカバーを狙うのであればそれほど超高感度が必須ではないので、むしろ巻物への適応力も上げたリベリオンのコスパは高いと言えます。
またリベリオンには、661MLRBや662MLRBなど、強めなベイトフィネスのラインナップも充実。興味のある方は次の記事も参考にしてみてください。

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ただこうした中堅機種と異なり、19 ウェアウルフの場合は、特別にバットを補強する事なく、ブランクス特性をそのまま活かしきって性能を実現。
なので、補強部分の引っ掛かり等が無い、バット純粋なしなやかさを残したまま、強い反発力という力強さを合わせ持ちます。
その上で、微妙な変化を金属質な響きで捉える高い感度をも兼ね備えていて、19 ウェアウルフが最新技術を最良のバランスで組み上げている事を改めて実感しました。

競合機種との使い分け

同じスティーズで強めのベイトフィネスである661MLFB マシンガンキャスト タイプ0.5は、どちらかといえば癖のないテーパーの中に、低負荷時のティップアクションと高負荷時のバット曲がりを同居させています。これも非常に懐が広く、扱いやすいロッド。

この両者を使い分けるのであれば、
オフセットを用いた底物を微妙なアタリに対してスピーディーに掛けるのであれば19 ウェアウルフ。
クランクやシャッドなどの巻物のバイトを弾く事なく、かつ底物も使えるのがマシンガンキャスト0.5というイメージ。

19 ウェアウルフは強めなティップを活かした底物につよく、メタルバイブなどのシャクリ物でも鋭いフッキングを発揮します。具体的には、3.5~5g程度のダウンショッド、太めなフックでのスナッグレスなネコリグ、1/4~3/8ozあたりのワイヤーベイト、6~10gのメタルバイブを使ってました。
マシンガンキャスト0.5は、しなやかなティップで巻物のバイトも弾きにくく、強いバットがシングルフックでもガッチリ掛ける事ができる,,,,

つまり、どっちも必要!!
という結論になります(笑)

スティーズのラインナップ

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