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新型スピニングリール シマノ ヴァンフォード F (VANFORD F) | ストラディックCI4+ の後継!? コンプレックスCI4+はどうなる?

シマノ 20 ヴァンフォード 19 ヴァンキッシュ

※2020/08 記事内容を日本仕様に合わせて調整

先日、シマノUSAの新製品目玉として発表のあった新型スピニングリール シマノ 2020 ヴァンフォード (VANFORD)」が日本国内でも発売となります!

情報解禁のタイミングに合わせて、いち早く黒田健史プロが ブログ「 黒田健史のいろはにほへと」でニュースにされています。ヴァンフォードは、「ヴァンキッシュの弟分」「ストラディックCI4+の後継機種」という位置付け!
黒田プロのブログには、プロ目線なインプレや動画もレビューされているので、是非参考にしてみてください。

日本で発売されるシマノ ヴァンフォードは、ストラディックCI4+と同じ定価設定。海外でもストラディックCI4+のセールが始まっているので、日本の釣具屋でも在庫セールがあるかもしれません。旧機種を狙い目の方は要チェックではないでしょうか。

ですがこのヴァンフォード、「旧機種を安く買う方がコスパが良い」と納得できるような、軽いモデルチェンジではありません。

ヴァンフォードの魅力と特徴

とにかくヴァンフォードは、その採用技術の超豪華ラインナップに驚きを隠せません。
軽量な「CI4+」ボディは勿論、かつてはステラだけに実装されていた飛距離向上の「ロングストロークスプール」、操作性と感度アップの回転軽さを極めた「MGL マグナムライトローター」を筆頭に、「マイクロモジュールギアⅡ」「Xプロテクト」「HAGANEボディ」など、とにかく盛沢山。

高負荷時でも安定したドラグ性能を保つ「リジッドサポートドラグ」こそ採用されていないものの、それを補って尚スペックアップと言い切れる、ステラやヴァンキッシュといったハイエンドモデル並みの機能が実装されています。

その充実ぶりは、コスパと高性能で話題となった2019ストラディックを上回る勢い。
しかも19ストラディックのネックであった重さも解消され、ヴァンフォードの2500Sは自重約175g。バス釣りはもちろん、あらゆる釣りで武器となる軽さのスピニングリールです。

ヴァンフォード | 名前の由来

「ヴァンフォード」という名称は造語で、ヴァンキッシュに連なるシリーズを意味するそうです。

今までは「ストラディック」と「ストラディックCI4+」の名前が混在していました。
ですが今後は、「ステラ」を頂点とする剛性重視な「コアソリッドシリーズ」のコストパフォーマンスモデルを「ストラディック」、ヴァンキッシュなど軽さ重視な「クイックレスポンスシリーズ」のコストパフォーマンスモデルを「ヴァンフォード」と明確化するようです。

ロングストロークスプール

▲ステラや19ヴァンキッシュ同様のロングストロークスプール

ヴァンフォードで特に際立つアップデートは、ロングストロークスプールの採用。キャストフィーリングと飛距離向上に効果を発揮します。
かつては、ハイエンドモデルのステラだけに採用されていた機能なので、その使用感に期待大ですね。

ただ、スプールが固定されているスピニングリールで飛距離がアップするの?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

確かにスピニングリールのスプールは固定されていますが、キャスティングによってスプールからラインを引き出す力は必要です。
そして、スプール1周あたりのライン量は、巻き初めのスプール内径より、外径の方が多くなります。キャスト時にラインが減少すれば、それだけスプール径が小さくなり、1周あたりから引き出せるライン量が減少。結果、距離が出にくくなります。さらにスプール径が小さくなれば、ライン放出の角度も深くなるのでキャスト時の抵抗も増加。
実際、ラインを半分ほどしか巻いていない状態のリールは飛距離が出ません。

ロングストロークスプールは、スプールを長くする(ラインを巻ける面積を広げる)ことで、ライン量が減少してもスプール径が小さくなりにくくなり、キャストフィールを向上させる仕組みになっています。
スプール径によるキャストロスは、ライン量やキャスト距離など様々な条件によって異なるので、必ずしも飛距離アップを劇的に体感できる機能とは言えませんが、いろいろな状況でキャストフィールを快適にする要素が作用しているリールであることは間違いなさそうです。

ロングストロークスプールの副次効果

ロングストロークスプールは、スプールの長さが伸びたことで、リールを巻く際のスプール前後移動が増えています。
ハンドル1回転あたりの巻き量は同じですが、スプールが伸びた分まで均等にラインを巻くので、より広い面積に(前後に対して広く)ラインを分散させています。この為、ライン噛みが起こりにくくなり、トラブル減少にも効果が期待できそうですね。

デメリットは、スプールの前後移動距離が大きくなるので、フェザリングなどスプールエッジと指の距離感に慣れが必要な事。フェザリングを多用される方は、最初に少し投げ込んでおいた方が良さそうです。

追求し続けたスピニングリールの飛距離アップ

長い間、シマノのスピニングリールは、フラッグシップモデルである「ステラ」が飛距離アップの機能を追求し続けてきました。
かつては、ロングストロークスプールとは逆に、ラインを密に巻いて放出時のロスを減らす機能も。飛距離は向上したものの、ライントラブルが多発するといった副作用も強かったようです。

そうした数々の試行錯誤を経て、完成されたのが「ロングストロークスプール」。
初心者が使うことも想定される価格帯のリールに導入されることからも、今までのトラブルや副作用が解消された成熟機能なのではないでしょうか。

ヴァンフォード の MGL マグナムライトローター は 19ヴァンキッシュ と同等!

20 ヴァンフォード 19 ヴァンキッシュ ローター

▲左が20ヴァンフォード、右が19ヴァンキッシュ

MGL マグナムライトローターは、クイックレスポンスシリーズの特性を支える技術の1つ。
全体を軽量化し、操作性と感度の向上を求めています。
軽いながらも、高い設計技術で剛性をも実現している万能なローター。

そしてなんと、
ヴァンフォードは、19ヴァンキッシュと同じローターを新たに採用!
カラーやコーティング位しか違いがないそうです。
操作と感度と剛性がハイエンドモデルと同等なのは、嬉しすぎますよね。

ヴァンフォードには、リジッドサポートドラグこそ採用されていないものの、まずラインが急激に走る時にそれをささえるローターが歪み難い点は見逃せません。PEラインでハードな釣りをする場合にも効果が大きそうです。

20 ヴァンフォード と 16 ストラディックCI4+との違い

ロングストロークスプール、MGL マグナムライトローターに加え、ヴァンフォードとストラディックCI4+の主要スペックは次のように異なります。

主要スペック比較 ストラディックCI4+ ヴァンフォード
ロングストロークスプール ×
MGL マグナムライトローター 19バンキッシュ同等にアップグレード
CI4+ 〇、強度を保持したままさらに軽量化
マイクロモジュールギアⅡ ×
サイレントドライブ ×
防水機能 コアプロテクト Xプロテクト にアップグレード
AR-Cスプール

CI4+

ストラディックCI4+同様に、ヴァンフォードは軽量カーボン素材CI4+が採用されています。
素材は同じですが、他の改修との相乗効果で、ヴァンフォード は2500Sで自重175g(ストラディックCI4+は185g)、C2500SHGで自重160g(ストラディックCI4+は180g)と、かつての軽量ハイエンドモデルを上回る性能を手に入れています。

マイクロモジュールギアⅡ

滑らかなギアフィーリングの向上を達成した最先鋭のギア設計。
ハイエンドモデル同様の力強い巻きパワーが、ヴァンフォードにも搭載されました。

サイレントドライブ

滑らかな回転 性能、静粛性を伴った巻き心地を実現する設計技術。
上記機種に迫るシルキーでなめらかな巻き心地は楽しみですね!

Xプロテクト

水の侵入をいくつもの関門で押さえ、撥水効果と併用することで、回転の軽さを損なうことなく、水圧にも耐える防水性能を実現した技術。
ヴァンフォードは、従来機種より高い防水機能が実装されたと言えます。

AR-Cスプール

最近のシマノ スピニングリールに定番で採用されているスプール。ライン整流効果によりトラブルなく飛距離をのばします。

AR-Cスプール自体はストラディックCI4+でも採用されていて、ヴァンフォードでも同機能のまま特にアップデートはありません。ですが、シマノのスピニングリールからライントラブルを大幅に減少させた、特筆すべき代表的な技術です。

ヴァンフォードのラインナップ | バス釣り用におすすめ機種は?

20 ヴァンフォード

  • 2020年9月発売予定:2500S、2500SHG、C3000、C3000SDH、3000HG、C3000XG
  • 2020年10月発売予定:3000MHG、4000、4000MHG、4000XG、C5000XG
  • 2020年11月発売予定:C2000S、C2000SHG、C2500SHG

ヴァンフォードは、あらゆる釣りに対応できる多数の機種がラインナップされています。

その中でも、特に 2500S と C2500SHG がバスフィッシング用におすすめです。

ヴァンフォード 2500S

スペック 2500S, ギア比5.3, 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg)2.5/4.0, 自重(g)175, スプール寸法(径mm/ストロークmm)47/17, ナイロン糸巻量(lb-m)5-110、6-95、8-70, フロロ糸巻量(lb-m)4-130、5-100、6-80, PE糸巻量(号-m)0.6-200、0.8-150、1-120, 最大巻上長(cm/ハンドル1回転)78, ハンドル長(mm)50, ベアリング数BB/ローラー7/1

2500番台はバス釣りで定番のスピニングリール。超フィネスからパワーフィネスまで全般的に使いやすいこの機種は、適度なスプール径により、トラブルが少なくキャストフィールも安定しているのがメリット。
リールの種類によっては、繊細なフィネスで操作するには重すぎる2500番台もありますが、ヴァンフォードであれば劇的に軽量です。

4lb前後のラインでフィネスも扱いつつ、時には6lbラインや1号以上のPEを扱う方におすすめ。径の大き目なスピニングリールはトラブルが少なくなるので、初心者にもいいですね。

ヴァンフォード C2500SHG

スペック C2500SHG, ギア比6, 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg)2.0/3.0, 自重(g)160, プール寸法(径mm/ストロークmm)43/13.5, ナイロン糸巻量(lb-m)5-110、6-95、8-70, フロロ糸巻量(lb-m)4-130、5-100、6-80, PE糸巻量(号-m)0.6-200、0.8-150、1-120, 最大巻上長(cm/ハンドル1回転)81, ハンドル長(mm)50, ベアリング数BB/ローラー7/1

C2500SHGは、2500S同様にバーサタイルなラインキャパながら、ボディサイズを1段階コンパクトに軽量化している機種。

より軽く、コンパクトなボディになるメリットは、特に繊細なフィネスにおいて効果が絶大。ライトリグの操作性は勿論、ロッドとより一体化できる小型リールは、微妙な感度を捕らえやすくもなります。
スプール径が小さくなることでラインの扱いはやや難しくなりますが、現行のスピニングリールならある程度技術がそれをカバーしてくれます。5lb以下のフロロや1号以下のPEであれば、こちらの機種で十分快適に使えるでしょう。

本体が小型な分、手の小さめな女性の方や小中学生といった次世代アングラーにも良さそうです。
トラブルレスだけを考えると2500Sになりますが、手の大きさにマッチするメリットは効果絶大。使ってみて、万が一トラブルが多発するのであれば、ラインの糸巻量を減らす、6~8lb程度のナイロンラインにする、フロロラインのポンド数を下げる、といった工夫で軽減することができます。

コンプレックスCI4+ も モデルチェンジ必須?

ヴァンフォードは、高負荷時でも安定したドラグ性能を保つ「リジッドサポートドラグ」を採用していません。
ですが、リジッドサポートドラグが不採用であっても、シマノのスピニングリールは十分な性能。
むしろヴァンフォードは、急激に走るラインを最初に支えるローター部がヴァンキッシュ同様に強化されたので、リール全体のドラグ性能は従来機種よりアップしていると言えます。

現状バス釣り用では、ストラディックCI4+の上位機種にラインナップされている「コンプレックスCI4+」がリジットサポートドラグを採用。ですが正直、これだけの機能を備えたヴァンフォードが国内でもリリースされた後は、今のままのコンプレックスCI4+では時代遅れな感を否めません。

おそらく、フルスペックでのモデルチェンジが、来年~再来年にかけてあるのではないでしょうか。
それでもヴァンフォードがこれだけ十分な性能を持っている事を考えると、現行コンプレックスCI4+の価格帯で別機種の必要性は薄い気がします。
汎用的に使いやすいヴァンフォードに対して、もっと異なるコンセプト設計となるか、あるいはよりハイエンドな路線が求められるのかもしれません。

まとめ

2万円半ばという実売価格帯ながら、CI4+・ロングストロークスプール・マグナムライトローター・マイクロモジュールギアⅡ・Xプロテクトなど、シマノ最新技術満載なスピニングリール「ヴァンフォード 」。

前モデルとも言えるストラディック CI4+は、世界でもトップセールスのスピニングリールと言われるほど評価が高い事から、そのモデルチェンジを待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。

日本国内での発売日は9月以降から順次となっていますが、ハイエンドモデルだけに採用されてきたこれらの機能を採用することは、これからのシマノ スピニングリールの次世代標準となりそうです。
軽量なのはもはや当然。飛距離・耐久性・使い心地、全てがアップデートされたリール性能に期待が膨らみます!

ヴァンフォードに合うロッド

シマノ ゾディアス ヴァンフォード 装着例

出典:シマノ

赤を刺し色としたヴァンフォードのデザインは、同じく赤をベースとし、2020年のモデルチェンジで大幅性能アップしたゾディアスと最高に合いそうですね。(シマノのサイトにも組み合わせイメージがアップされていました)
少し色の濃さが違いますが、スコーピオンロッドやワールドシャウラにも良さそうです。

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本記事で使用している写真の一部は黒田健史の「いろはにほへと」から引用しています。 黒田健史プロは、国内最高峰のバスフィッシングトーナメントTOP50に参加している猛者で、シマノ製品の開発にも深く関わっています。是非参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

@BassTsuriTackle

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