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原点に立ち還り、より突き抜ける道へと邁進! | ダイワ 2021年 ハートランド 新モデル紹介!!

ダイワ ハートランド 2021年モデル

出典:Ultimate BASS by DAIWA

ダイワのバスロッド「ハートランド」は、最高峰の技術によって鍛え上げられたバスロッドです。ただ他の製品と大きく違う点は、水辺で遊ぶ楽しさを最大限に引き出してくれる竿だという事。

「曲がりに酔える竿」という言葉通り、単に曲がった状態のベントカーブが美しいだけでは無く、曲がる過程や伸びる動作1つ1つを体感できる稀有なロッドです。
ルアーをキャストするロッドの鼓動、魚を掛けた時に竿を駆け上る衝撃、そういった力点の移動がリニアに感じられる特性。
釣り人に呼応し、こだわりの釣りをトコトンまで探求できるシリーズですね。

その「ハートランド」に、2021年モデルとして追加4機種が登場。
ここ数年、どちらかといえば基本に忠実な特性をベースに、ハートランド独特の味付けが施されてきました。
ですが2021年モデルは、本来のハートランドが持つ突き抜けた究極性を存分に発揮。
ベースに必要な実釣性能は、最新の高い技術で担保しつつ、より遊びを極めたロッドと言えそうですね。

発売時期は2021年1月で、ハートランド倶楽部会員の先行発売が予定されています。
本記事では、追加される新モデルの詳細を紹介!

ハートランド AGS (ベイトキャスティングモデル)

ハートランド 832MSB-SV AGS21 3代目ドットスリー

出典:Ultimate BASS by DAIWA

ハイエンドのハートランドと称させる「AGS モデル」は、カーボン製のガイドフレーム「AGS」を採用している事が特徴。
一般的なハイエンドロッドを遥かに上回る高性能素材と技術を使って、実釣性能を超えたこだわりの世界を完成させています。

2021年は、ハートランドの中でも特に人気の高い「ドットスリー」が3代目となって登場。
2012年に発売された先代・2代目ドットスリーは、最近でもオークションサイトなどで定価以上の高値になる存在でした。
その伝説的なハートランド「ドットスリー」が、2021年に最新技術と新製法をフル活用し、新モデルとして大きくパワーアップ。

手放せない1本になる事は間違いありませんね。

ハートランド 832MSB-SV AGS21【(…) 83 AGS】

ハートランド 832MSB-SV AGS21 3代目ドットスリー

出典:DAIWA

全長 継数 仕舞 自重 先径/元径 ルアー重量 ルアー重量 ライン/PE カーボン含有率 価格(円)
2.51m 2本 129cm 126g 1.6/10.7mm 3.5-14g 1/8-1/2oz 6-14lb 99% 94,000

採用技術:ESS/AGS(エアガイドシステム)/SVF COMPILE-X/CWS(カーボンラッピングシステム)/V-ジョイントα/X45/TUBULARPOWERSLIM

「(…)=ドットスリー」は、ロッドを監修する村上晴彦さん流ベイトフィネスを体現したロッド。手にした瞬間から...と絶句する事から、このペットネームが付けられています。

ベイトフィネスといった言葉が浸透していない頃から、スモラバや軽量プラグを快適に扱う為に作られ続けたドットスリー。

2021年モデル「832MSB-SV AGS21(通常、3代目ドットスリー)」は、8フィート3インチの長尺に、超高弾性な「SVFコンパイルX」を極限まで細い軸で、しかし肉厚をしっかりと密に押さえ込むようにして鍛え上げられています。
バットを強化する3DXをあえて採用せず、スローテーパーなアクションは、ベイトフィネス用としては強めなMパワーであってもスモラバや軽量リグの自重を受け止めやすく、しっかりと投げやすい特性。細軸によってレスポンス良く曲がり、高弾性素材の特性がキャストフィールを爽快にしますね。

細軸でよく曲がり、スローテーパーなアクションであっても、超高弾性素材で作られた穂先はパリンとしたシャープな操作性があり、肉厚によるパワーが力強さも兼ね備えます。
穂先が残るような設計で、スモラバやライトリグでの精密なアクションを、的確でしっかりとした力で動かせ、障害物からの回避も思いのまま。
それでいてキャスティングや魚とのファイト時には十分に曲がる、パワーと柔軟性、精密さと繊細さを兼ね備えた至高の1品。

もはや、手にした人しか理解できないような、突き抜けた感覚を実現しているのではないでしょうか。

最高峰の最新技術を突き抜けた感覚で作り上げる

3代目ドットスリーには、最新の技術と新製法が徹底的に盛り込まれています。

まず、カーボン製のガイドフレーム「AGS」を、「CWS(カーボンラッピングシステム)」によって巻いて固定。つまり、グリップから先のロッド部分は、ガイドリングを除いて限りなくピュアなカーボンだけの存在に。
そのガイドリングも非常に小さな径で、緻密な設計に基づいて配列されています。
人の手を延長する高弾性カーボンだけが存在するような空間において、極小ガイドを通るラインが究極の伝達効率で感度を伝える性能。

また、バットパワーを補強する3DXや、ロッドのネジレを防止する「X45フルシールド(旧名X45コブラシールド)」が、あえて非採用な点も注目です。
X45フルシールドは、2019年以降のダイワ・ハイエンドバスロッドの定番技術。
非常にすぐれたネジレ防止機構で、キャスティング時のロッドを飛躍的に安定させ、キャスタビリティがアップします。
ですが、そのパフォーマンスをアップさせるネジレ防止機構は、ロッド全体を束縛し、ややハリが強くなる一面も。

3代目ドットスリー(832MSB-SV AGS21)では、あえてX45フルシールドや3DXを使わない事で、純粋な高弾性カーボンの特性を前面に押し出しています。
その理由は「究極の感度」。
フィネスな釣りに必要な「アタリを取る」要素に注力した結果、他の不純物を可能な限り排除し、長尺ながら軽量なブランクスに仕上げる事で絶対的な感度を実現しています。

ダイワの公式サイトでは、通常のX45は使われているようなので、最低限のネジレ防止機能は搭載済み。3DXやX45フルシールドが無い分、より釣り人が自らの感性で操作するロッドに仕上がっています。

新技術「V-JOINT α(V-ジョイント アルファ)」

また、ダイワ独自のバイアス構造でピースの継ぎ目を形成する「Vジョイント」もパワーアップ。鮎竿の技術に由来する既存のVジョイントは、キャスティング時の違和感も少なく、1ピースと遜色ないパワーを発揮します。

3代目ドットスリーは、そのVジョイントに、ナノプラスを含む高強度素材を加えた「V-JOINT α(V-ジョイント アルファ)」を採用。
より曲がりの美しさを追求しつつ、さらに強さと軽さを手に入れました。

用途

3代目ドットスリー(832MSB-SV AGS21)は、1.8gクラスのスモラバや、7g程度の小型ラバージグの操作性・感度に重点を置いて作られています。

細くて繊細でパリッとティップが固い仕上がり。
つまり、穂先が入る、ティップがおじぎするような竿では無く、繊細な操作で小さなルアーをしっかりと動かすことができます。
バスフィッシングで多用するさまざまなルアーを自在に、高い解像度で操れるのが魅力。

軽量でシャープな操作感は、ミノーやルアーといった軽量級ルアー全般も気持ちよく使えそうですね。
とにかく、今までになかった、とても気持ちいいベイトフィネスロッド。

ハートランド スタンダードモデル (ベイトキャスティングモデル)

ダイワ ハートランド 2021年モデル スタンダードモデル

出典:Ultimate BASS by DAIWA

スタンダードモデルは、ややもすれば特殊な性能に向きすぎるハートランドを、より万人向けに楽しめるように最適化された製品。

ロッドブランクスの製法が、中堅価格帯のモデルにも採用される「HVF」な事から、単なるコストダウン版と勘違いされがちです。
確かに、製法だけで言えばHVF(実際には、よりパワーアップさせたHVFナノプラスを採用)で作られているものの、材料となる素材はかなりの高品質。

実際にスタンダードモデルを使っていますが、どれも価格に相応しい高感度・高性能を持ち合わせています。
スタンダードモデルは極端に特化しすぎず、万人向けの使いやすさを残しつつも、ハートランドらしさを詰め込んだシリーズと言えるでしょう。

ハートランド 752HRB-21

ハートランド 752HRB-21

出典:DAIWA

全長 継数 仕舞 自重 先径/元径 ルアー重量 ルアー重量 ライン/PE カーボン含有率 価格(円)
2.26m 2本 117cm 157g 2.0/12.9mm 11-28g 3/8-1oz 10-20lb 100% 50,550

採用技術:ESS/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/HVFナノプラス/V-ジョイント/TUBULARPOWERSLIM/オールチタンフレームSiCガイド

大規模フィールドでの遠投モデルとして、最も期待していた2021年モデルが「752HRB-21」です。
752HRB-21のスペックは上記の通り。

7フィート以上のHアクションは、ハートランドで最も多様に細分化された機種と言えるでしょう。

琵琶湖のような大規模フィールドをオカッパリで攻略する際、誰も手が届かない場所へロングキャストできるヘビキャロは有名なメソッド。
1ozという重量のあるシンカーを可能な限り遠投する特性を、「疾風 BIWAKO SPEC」「疾風七弐TYPE-E」や「TYPE-W」といった過去の名竿、そしてそれらの集大成とも言える「疾風七伍 AGS」から、752HRB-21はしっかりと受け継いでいます。

重要なポイントは、リグを遠投するだけでなく、ロングディスタンスでの操作性。
遠投先で繊細にリグを操作し、微妙なアタリをキャッチする、そして距離の離れたバスに対してもしっかりとフッキングを決めるパワー。相反する様々な要素が1本に凝縮されています。

ハイエンドモデルが採用する超高弾性素材「SVFコンパイルX」ではなく、あえて粘りのある「HVFナノプラス」を採用する事で、熟練者だけではなく、誰が使ってもその遠投性とロングディスタンスでの操作性を発揮できる仕上がり。

センターカット2ピースのヘビーパワーを丁寧に作り上げた1本。
大規模フィールドでの新たな伝説が、このロッドから始める期待感がありますね!

ハートランド 802MHRB-21

ハートランド 802MHRB-21

出典:DAIWA

全長 継数 仕舞 自重 先径/元径 ルアー重量 ルアー重量 ライン/PE カーボン含有率 価格(円)
2.44m 2本 126cm 165g 1.8/12.9mm 7-21g 1/4-3/4oz 8-20lb / PE#1.0-2.5 100% 53,000

採用技術:ESS/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/V-ジョイント/HVFナノプラス/TUBULARPOWERSLIM/オールチタンフレームSiCガイド

「長竿の岸釣りバーサタイル」として登場するスタンダードモデルが「802MHRB-21」。
802MHRB-21のスペックは上記の通りです。

8フィートを超えるハートランドは、これまでハイエンドモデルにしか存在していませんでしたが、満を持してスタンダードモデルが登場です。
足場の高い場所や広い河川や湖でも、オカッパリをしっかりサポートしてくれる長さとパワーが魅力。最近琵琶湖などでは、8フィートオーバーのロッドによるバイブレーション遠投で70cm(ナナマル)クラスが度々釣れているようなので、2021年は802MHRB-21がブレイクする可能性も!?

巻物系からラバージグのような底物まで快適な使い勝手の良さと、ヘビキャロの遠投まで対応可能な長さとパワーは、これからの時代で新基軸となるオカッパリスタイルなのかもしれません。
8フィートという長さがありつつも、高弾性過ぎない素材のブランクスは、誰もが快適なロングキャストを楽しめます。ラインやリールのセッティング次第で幅広い釣りに対応できるのも魅力。

さまざまな技術でパワーを高めつつも、ラン&ガンを繰り返す釣り人の負担軽減までもが計算されつくされた、2021年モデルのハートランドで最も特徴的な1本です。

ハートランド スタンダードモデル (スピニングモデル)

ハートランドのスタンダードモデル(スピニング)の特徴として、PE PERFORMANCEコンセプトに基づくKガイドの採用があります。
非常に繊細なルアー操作が可能なスピニングモデルが多いのですが、どれも細PEを使うことが想定された設計。

飛距離と操作性、感度において、一般的なスピニングフィネス以上にライトなPEでの釣りが快適です。フロロカーボンによるフィネスとは異なる、岸釣りで本領を発揮するその特性は、他では代えられない性能と言えますね。

ハートランド 722LRS-21

ハートランド 722LRS-21

出典:DAIWA

全長 継数 仕舞 自重 先径/元径 ルアー重量 ルアー重量 ライン/PE カーボン含有率 価格(円)
2.18m 2本 113cm 105g 1.4/11.9mm 0.9-5g 1/32-3/16oz 2-4lb / PE#0.3-0.8 100% 48,500

採用技術:ESS/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/V-ジョイント/HVFナノプラス/TUBULARPOWERSLIM/オールチタンフレームSiCガイド

これまで、比較的バーサタイルなスピニングモデルのラインナップだったスタンダードモデル。
2021年は、その逆となる最もハートランドらしいスピニングロッドが登場します。
それが「722LRS-21」、スペックは上記の通り。

722LRS-21は、ロッドのたわみによって、村上晴彦さんが提唱するフワ釣りが快適に操作できる特性です。
一誠「ライアミノー」に代表される3インチ程度の極上ワームを、ジグヘッドによるミドストやホバスト、シェイクスイムなどが気持ちよく爽快。
穂先を直接動かすのではなく、ロッドの胴をたわまし、それに連動するティップの自然な反動でルアーを動かすイメージです。ラインスラックを出す穂先操作がオートマチックにできる構造。

これまでは、釣り人を選ぶハイエンドな用途でしたが、スタンダードモデルらしいバランスの取れた設計で、誰もが手軽にフワ釣りを体現できます。
柔軟にたわむ竿でありながら、パワーもしっかりと残しているので、スプリットショットリグや繊細なフィネス全般に向いているロッド。

村上晴彦さん自身、「冴掛ミッジディレクション」と「別跳冴掛」のちょうど中間テイストという事から、生粋のハートランドファンにも見逃せない1品。

まとめ

ハートランドの2021年モデルは、どれも魅力的な製品。
既存のバスロッドとは全く異なる、ハートランドらしいテイストが強まった印象を受けます。

ですが、それは人を選ぶ特殊な竿という意味では無く、技術の進歩によって、より多くの人がその特性を楽しめる製品が作れるようになったと言えるでしょう。

8フィートを超えるロッドや、スローテーパーでたわむスピニングロッド、どれもが普通のバスフィッシングの枠を超えた未体験な領域を楽しませてくれます。
その高い技術で作り上げられた絶対的な個性は、実釣性能を兼ね備えた新たな領域へと突き進んでいく、そんなシリーズと言えるでしょう。

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