リール

ダイワ 2021 スティーズ リミテッド SV TW | 実釣インプレ

2021 スティーズ リミテッド SV TW

ダイワの新製品ベイトリール「スティーズ リミテッド SV TW (STEEZ LTD SV TW)」の実釣インプレをレビュー!

スティーズ リミテッド SV TWは、今までトラブルレスなベイトリールが苦手としていたキャスト後半の伸びを向上させる「SVブーストスプール」を搭載し、高い初期性能が永く続く「HYPER DRIVEデザイン」など、限定モデルながら次世代の最新機能をふんだんに採用したフラッグシップモデルです。

そして、耐久性を損なわずに、ギアの噛合い率を上げる新設計「ハイバードライブギア」によって巻き心地も圧巻。
実際に使ってみて感じた従来のダイワベイトリールとの違いや、新型ベイトリールとして魅力、購入する場合のおすすめ用途などを紹介します。

使用した型番は、STEEZ LIMITED SV TW 1000。ギア比6.3の右巻きモデルです。

スティーズ リミテッド SV TW | 特徴とスペック

公式サイト

2021 スティーズ リミテッド SV TW

品名 巻取り長(cm) ギア比 自重 最大ドラグ力 巻糸量ナイロン ハンドル長 スプール径 ベアリング 定価(円)
1000 67cm 6.3 160g 5kg 14lb/45-90m
16lb/40-80m
85mm 34mm 12/1 70,000
1000L 67cm 6.3 160g 5kg 14lb/45-90m
16lb/40-80m
85mm 34mm 12/1 70,000
1000H 75cm 7.1 160g 5kg 14lb/45-90m
16lb/40-80m
85mm 34mm 12/1 70,000
1000HL 75cm 7.1 160g 5kg 14lb/45-90m
16lb/40-80m
85mm 34mm 12/1 70,000

■超光輝外観(蒸着)
■中型サイズのTWS搭載(スティーズSV TW等と同じ)
■34㎜径 G1ジュラルミン SV BOOSTスプール搭載
■フルメタルハウジング(マグネシウム)
■85㎜ アルミクランクハンドル
■UTDドラグ
■ソルト対応

スティーズリミテッドSVTWは、2021年モデルの次世代ベイトリール新機能を満載したフラッグシップモデルです。スペックは上記の通り。
ボディの筐体は現行スティーズ SV TWと同様ですが、その中身に新設計のテクノジーを採用。特に、トラブルレスなSVスプールにキャスト後半の伸びをプラスした「SVブースト」は、ストレスフリーで飛距離アップが期待できます。

また、高性能を長く維持する事を目指した「HYPERDRIVEデザイン」も要チェック。
ギアは小さくせず、耐久性を保持したまま噛合い率アップし、 初期の滑らかさが長く続く「HYPERDRIVE DIGIGEAR」、巻きの強さと軽さを実現した「HYPER DOUBLE SUPPORT」、高剛性・高精度で巻き心地とパワーを生むボディ筐体「HYPER ARMED HOUSING」、過酷なソルトでもトラブルの少ないクラッチ「HYPER TOUGH CLUTCH」という、4つの技術が結集されています。

最近のダイワリール新モデルは、前年12月に新製品がリリースされる事が多く、スティーズリミテッドも2020年12月に発売開始されました。

キャスティング

スティーズリミテッドでヘビキャロ

▲1ozクラスのヘビキャロも爽快!!

軽量リグから重量級ルアーまでをストレスなく使いやすいSVスプール。
そこに、キャスト後半の伸びをプラスし、トラブルレスな特性のまま飛距離アップを目指したのが「SVブースト」です。
つまり、トラブルレスなSVスプールが苦手としてきた遠投性能がプラスされた新機能!

そのキャストフィールは、1投目からハッキリと従来機との違いを感じました。
今までと違うキャスト音、無重力のような浮遊感で回転するスプール、そして過剰なブレーキを意識させないマイルドさ。
ナチュラルなキャストフィールとキャスト弾道で、投げている使用感が人の体感に近づいたような一体感がある心地良さです。

キャスティング性能 | 従来機種との比較

スティーズリミテッドでキャスト

▲スティーズ リミテッド SV TW でキャスト

SVスプール 1016 G1でキャスト

▲SVスプール 1016 G1 でキャスト

マグフォースZ 1016 G1でキャスト

▲マグフォースZ 1016 G1 でキャスト

14lbのフロロラインを巻いて、1/2ozのメタルバイブを投げてみました。
キャストしてみた条件は次の通り。

  • スティーズ リミテッド SV TWの「SV ブースト」
  • 従来のスティーズSVTWと同等な「RCS 1016 SV G1 スプール」
  • スティーズAに搭載されている「マグフォースZ 1016 G1」

マグフォースZの1016 G1は深溝なので、ナイロンラインで下巻きしてから、フロロカーボンのラインを75m程巻いています。
他のスプールには、14ポンドのフロロラインをパンパンに巻いて使用。

5回ほどキャストした平均は次の通りです。
投げたルアーの回収するまでのハンドル巻き取り数で計測しました。

テスト機 平均巻き取り回数 参考飛距離
スティーズリミテッド 65回 43.55m
SVスプール 1016G1 63回 42.21m
マグフォースZ 1016 G1 66回 44.22m

ロングキャストに適した環境でセッティングを詰めればもっと飛距離は伸びますが、ざっくりと同じ条件下で比較をしました。
また、キャストによる糸痩せで、巻き取り長が低下する点は考慮していません。(キャストでラインが減った分、巻き取り面の回転軸に対する直径が落ち、ハンドル1回転あたりの巻き量は低下する)
タックルバランスや状況によって結果が異なるので、厳密な性能比較とは言えませんが、あくまで参考値として目安にしていただければ幸いです。

上記の結果が正確な性能比較...と言いきれませんが、確かにキャスト後半の伸びはマグフォースZに近いイメージ。ただ、より重量級ルアーを投げた場合は、マグフォースZの方がハッキリとキャスト後半に抜け感がありました。
対するスティーズリミテッドは、キャスト全体が今までよりも軽い印象で、気持ちのいい弾道でルアーが飛んでいきます。
自分の感覚と一体化するというか、イメージ通りにルアーが飛んでいく印象で、投げ続けるのが楽しくなるキャストフィールを感じました。

ピッチングとフルキャスト

スティーズリミテッドはピッチングも爽快。
ブレーキがかかりすぎる印象が少なく、ナチュラルなフィーリングで低弾道に決めやすいです。コントロールのしやすさや飛距離は今までのSVリールと変わらないと思いますが、ピッチングがグッと楽になった印象。

特筆すべきは、ブレーキセッティングを変えずに、ピッチングとフルキャストの両方が快適なところ。
フルキャスト事の初動に発生する高速回転を抑えるブレーキと、キャスト中盤から後半を適度なブレーキで制御する、SVブーストの2ステップな特性がバツグンに発揮されていると感じました。

従来のSVスプール搭載機を使っていた場合、フルキャスト時にもう少しブレーキを緩めたいと思う状況もあったのですが、スティーズリミテッドについては同じ設定で違和感なくピッチングからフルキャストまで使えます。
ジグ撃ちをしながらそのままフルキャストに切り替える事はあまりありませんが、例えばスピナベのような巻物をオーバーハングに撃ち込みつつ、シーンに応じてカバー際に並行なフルキャストでトレースする..といった使い方は楽チン。

軽量ルアーへの対応

スティーズ リミテッド SV TW 軽量ルアーセッティング

▲10lbラインをキャパの半分だけ巻いて、MLパワーのロッドと組みわせた軽量セッティング。写真は5gのシャッドを使用。

スティーズリミテッドは、軽量ルアーもキレイに飛んでいきます。
キャストフィールが軽く、ブレーキのかかりすぎを意識しない弾道が快適。
ただ、キャストフィールは爽快ですが、軽量ルアーの扱いやすさや飛距離はこれまでのSVリール機と大差ないと思います。
ブレーキ特性が変わったものの、投げれるルアー重量は、これまでのSVコンセプト通りと言えそうですね。

ラインキャパいっぱいに巻いた場合は、5g程度の底物から7g以上のハードルアーが十分対応可能。8~10lbラインをキャパの半分ほど巻くハーフラインセッティングだと、総重量3g程度の底物から5g前後のシャッドあたりも使えます。

SVブースト | BOOSTシステムの構造と仕組み

SVブースト スプール

SVブーストには、通常のSVスプールが持つエアブレーキシステムに加え、白いカラーを挟んでもう1ステップ可変するバネが装着されています。
この機構が、SVブレーキのブレーキ幅を広げて、トラブルレスなまま遠投性能を実現。

マグフォースZとSVスプールのエアブレーキ

ダイワのもう1つの主流ブレーキシステム「マグフォースZ」は、スプール回転の遠心力でブレーキ段階を可変させます。
これに対し、従来のSVスプールに装着された「エアブレーキシステム」は、スプールの慣性力でブレーキ段階が変化。
マグフォースZがスプール回転と連動してブレーキ段階がリニアに変化するのに対し、SVスプールはキャスト前半~ルアーが失速するキャスト後半まで、常にブレーキ段階が最大となります。

つまりSVスプールは、キャスト初動から後半までブレーキ段階が常にMAX。
ベストセッティング時のキャスト初動や、ルアーが失速する後半にブレーキが不足し、サミングを必要とするマグフォースZとは異なり、ノーサミングでもバックラッシュしにくく、パフォーマンスを発揮できるのがSVスプールのメリットです。

そして、スプールが低回転するピッチング時や、キャスト終盤の着水直前では、SVスプールはブレーキ段階が常に最小に。小さい力でも低弾道でスパっとキャストが決まりやすい設計です。

ブレーキ段階が固定式であったり、遠心力に比例するマグネットブレーキシステム比べ、メリハリをつけて最大と最小の2段階を切り分けれるのがSVスプールの特性。

「2段階でしかブレーキが変化しないの?」と思われるかもしれませんが、あくまでブレーキを制御する段階が2つある構造です。
実際のブレーキ量は、スプール回転に逆方向で働く電磁誘導によって変化し、ストレスフリーなキャストを制御しています。

SVブーストの秘密

SVスプールは、2ステップに変化するブレーキシステムで、ストレスフリーなキャストを実現してきました。しかし、ルアーが失速するキャスト終盤はブレーキが効きすぎる傾向もあり、遠投性能がスポイルされていた側面もあります。

そこで開発されたのが新機能「SVブースト」。
最大と最小の2段階だったブレーキに、新たに中間となる3段階目を設けて、トラブルレスな特性を維持したまま、飛距離を向上させています。
構造としては、SVスプールが持つエアブレーキを、白いカラーを通じて遠心力で変化するバネで内包する事で、ブレーキ段階を1つ追加したイメージ。

ブレーキ動作は、キャスト前半~中盤まではブレーキ段階が最大、ルアーが失速するキャスト後半にブレーキ段階が中間、最後の着水前にはブレーキ段階が最小となっているようです。
軽くキャストした場合は、最初からブレーキ段階が中間となり、より幅広い制御を実現。

こうした機構が、スティーズ リミテッド SV TW のキャストフィールをナチュラルな弾道に感じさせ、トラブルが少ない特性のまま飛距離アップに反映されていると言えますね。

サイレントチューン? | シマノ ベイトリールとの比較

SVブースト スプール

SVブーストのスプールにはもう1つ仕掛けがあるようで、リール本体に格納される側のベアリングにスプリングが施されているようです。
一見、シマノのサイレントチューンのような仕組みのようですが、特にダイワからはその特性はアピールされてません。

実際に投げてみた感じも、シマノの最高峰ベイトリール「アンタレス」のような、全く何も感じさせない無重力感とは別物。

ですが従来のダイワ機に比べ、スティーズ リミテッド SV TWは、リールから切り分けられた別空間にスプールがあるような無重力に近い浮遊感がありました。キャスト音もマイルドになっていますが、静寂な使用感と言えるほどの無音ではないので、スプール初動の抜けの良さなどに必要な機能※なのかもしれません。

※ダイワの一定グレード以上のベイトリールは、キャスティング時にキャストを分離する「スピードシャフト」を採用しています。シャフトレスとも呼べるこのシステムは、2021年から新たに「ゼロシャフト(ZERO SHAFT)」と名付けられました。
写真のスプリングは、キャスティング時のスプール回転をさらに安定させるための機構とも考えらます。

スプール重量

スティーズリミテッドSVTWに装着されているスプールを、同じ糸巻き量である既存のSVスプール「RCS 1016 SV G1」と比較してみました。

▲既存の1016 SV G1 スプール重量

▲スティーズ LTD SV TWのスプール重量

ベアリング込みの重量で、1016 SVスプールの重量は約11.7g。
スティーズ リミテッド SV TW の スプールは約13.1gとなります。

スプール径やラインキャパ、構成素材は同じですが、SVブーストのシステムを追加した分だけ若干重くなっていますね。
慣性に影響が少ないスプール軸回りやベアリング周辺のパーツ追加なので、キャスト感にそれほど影響はないと思います。
実際、キャスティングの項目で最初に紹介した通り、快適で爽快なキャストフィールでした。

圧巻!! 巻きの良さ

スティーズリミテッド と DEEP-X300

スティーズ リミテッド SV TW は、リーリング時の巻きについても圧巻。
空でハンドルをクルクル回すだけで、その精密感の違いがキッチリ伝わってきます。

自分の場合、シルキーな巻き心地やガチャガチャ音がしないといった使用感は重要視していないのですが、店頭で触ってみただけで一発で好きになってしまいました(笑)。
この初期性能が、ハイパードライブデザインによって長く続くのであれば、かなり魅力的なポイントですよね。

巻きパワーが強い

スティーズリミテッドとDEEPX300

新設計のハイパードライブギア、そしてハイパーダブルサポートの採用で、個人的に最も恩恵を感じたのは「巻きパワー」。

このパワーは、ボートから4mラインを狙う場合に多用するメガバスのディープクランク「DEEP-X300」の試し巻きで実感しました。
DEEP-X300は、重量3/4oz、最大深度5mというスペックですが、ウォブルアクションで引き抵抗はまあまあ強め。
それを、ギア比6.3のスティーズ リミテッド SV TWで巻き続けたのですが、全く苦になりません。
スティーズリミテッドは85mmハンドルなので、高負荷に強いロング仕様ではありませんが、負荷の強い巻き始めからスムーズにトルクフルなパワーを発揮します。

同じギア比6.3のスティーズ A TWや、2016年モデルのジリオン SV TWでも巻き続けられたのですが、水中の漂流物に引っ掛かった時、ウィードに絡まった時、強いバイトがあった時など負荷が一瞬高まる時や、集中力が切れたタイミングでは、稀にリーリングをミスってしまう事がありました。
そうした時でもスティーズリミテッドは、キッチリとギアが噛み合って、多少のミスがあっても粘り強く巻き続けられるパワーがあります。

これまでDEEP-X300程度の負荷がある巻物は、200番台の丸型リールや、2012アンタレスといった大径スプールかつローギアなリールで行っていたのですが、1日中巻き続けるような状況以外では、スティーズリミテッドで十分代用できそうだと感じさせてくれました。

巻き感度

スティーズ リミテッド SV TWの精密感が高くスムーズな巻き心地は、感度にも大きく貢献してくると考えています。

ダイワのベイトリールは、筐体内部の空間設計や、サムレフトなど手が触れる箇所のデザインが絶妙で、リールシートなどから伝わる感度が手元で反響されやすいと感じています。
この伝達を感じやすいボディは、内部で回り続けているギアのスムーズな振動もつぶさに拾い上げ、水中にあるルアーの微妙な変化を巻き感覚でキャッチ。
特に、軽量素材でロープロファイルに設計されたスティーズリミテッドは、この巻きによる感度が伝わりやすいと思います。

他のベイトリールと比べて

スティーズ リミテッド SV TW は、マグネシウム素材の軽量ボディを極限までロープロファイルにデザインされたハイエンドモデル。
高い剛性感もあり、優れた巻き心地を実現していますが、尖がったその性能は他リールと比べるとメリット・デメリットがあります。
自分なりに、他のリールとスティーズリミテッドを比較してみました。

メタルボディのベイトリールとの比較

スティーズリミテッドの巻きパワーは一番の驚きポイントで、その緻密な巻き心地は正直クセになります。
ですが、剛性感について言えば、メタルボディの「スティーズ A TW」や2021年モデルとして登場した「新型ジリオン SV TW」の方が力強く感じます。
この2台は90mmのロングハンドルを搭載しているので、ボディが歪むような感覚になる激しいシーンでも、ガッチリとした巻きを持続してくれそうです。

それでも、通常のバスフィッシングシーンで40upや50upを釣り上げる状況では、スティーズリミテッドのボディが歪むような感覚はほとんど無いと思います。
むしろ、軽量なマグネシウムボディで巻きパワーの強いスティーズリミテッドは、快適に扱えるシーンが多彩。
ただ、50lbのPEでマットカバーを貫くパンチングや、ウィードにぶち込むパンチショット・ジカリグ、真夏のフロッグゲームなど、過酷な状況でゴリ巻きする可能性があるシーンでは、スティーズAや2021ジリオンの方が安心できそうですね。
また、あまり過酷なシーンでは軽量ハイエンドモデルを使いたくない...という個人的な思いもあります。

シマノのマイクロモジュールギアとの比較

スティーズ リミテッドの巻きパワーは、一番負荷が強まる「巻き始め」でも、ガッチリとギアが噛み合い、高いトルクでリーリングを開始できます。

負荷の高いルアーを巻き始める初動や、カバーから強引にバスを抜き上げる場合など、巻き始めの強さは、リーリング全体の巻きパワーとはまた別の性能。
この点に関して言えば、シマノのアンタレスやメタニウムが採用しているマイクロモジュールギア(MMギア)の方が強いと感じました。
スティーズリミテッドの巻き始めも、これまでのスティーズAや16ジリオンより強いと感じたのですが、どちらかと言えば巻き始めてからの安定感が高い印象。
巻いている途中に急激な高負荷がかかった場合の安定感は、MMギアに決して劣らず、よりスムーズなリーリングができると思いました。

デザインと使用感

2021 スティーズ リミテッド SV TW

スティーズ LTD SV TW のボディは、現行スティーズ SV TWと同形状。
完成されたそのボディデザインを、超光輝外観(蒸着)による光沢が強い仕上がりになっています。

ベースカラーはガンメタルな黒鉄色に近いイメージで、強い光の輝きによって、一瞬シルバーと見間違える程のクオリティ。
スティーズ SV TWやスティーズ A TWに施されたマット加工の方が万人受けするかもしれませんが、限定リミテッドモデルとして他には無い高級感があります。

ボディ表面はツヤツヤな手触りで、良く作り込まれた精密機械のような使用感。
限定でないスティーズに施されたマット加工は手によくフィットしますが、機械の鼓動を生で触れているような手触りがスティーズリミテッド。
パワーの強いロングハンドルと、繊細に操作できるショートハンドルの丁度中間となる85mmハンドルも、直接リール内部を手で触れるような感覚をより身近に感じさせ、バーサタイルに使いやすい設計です。

何年か後、基本モデルのスティーズがモデルチェンジした場合は、もう少し万人向けのハイエンドデザインになるかもしれません。
思い切った光沢仕様のスティーズ リミテッドは、限定品としての特別感に振り切ったデザインと言えそうです。

使用用途

スティーズリミテッドは、ライトテキサスやフリリグといった軽めのものから、7~20g超といったレギュラークラスのルアー全般、もちろんビッグベイトや大型スピナーベイト、ハネモノまで快適に扱えます。

幅広いルアーがストレスフリーに快適なSVコンセプト。
その高いバーサタイル性能が、そのまま全体的にレベルアップしたモデルと言えます。

ラインやロッドのセッティング次第で、4インチネコリグや総重量3g以上のスモラバ、5g以上のシャッドといったパワーベイトフィネス的な使い方も可能。
3インチのネコリグや、1/16ozシンカーに2.5インチのダウンショットといった本格的なベイトフィネスには「スティーズ AIR TW」のような専用機が合いますが、バーサタイルな用途をトラブルレスに遠投まで視野に入れたスティーズリミテッドの魅力は絶大です。

巻きに対する性能向上も顕著なので、これまでと同じ攻め方でも、釣り人として新たな発見が期待できそうです。

パワーと操作性のバランスがいい85㎜のハンドル長、34㎜径スプールで160gという軽量な自重は、フィネスなアプローチにも高相性。将来的に、シャロースプールなどが別売されれば、より使用頻度が広がると感じました。

まとめ

2021 スティーズ リミテッド SV TW

スティーズ リミテッド SV TW は、長年の実績があり、評価の高いバーサタイルベイトリールをベースに、さらなる「遠投性能」と「巻き性能」をプラスした製品。
既に完成されつくされたと思っていた性能に、新たな世代の技術が加わる事で、今までの釣りはより快適に。そして、釣りの幅をより未体験の領域へと広げてくれそうです。

ですが、内部的な機能アップでここまで使い心地が向上したことは、ベースとなったスティーズ SV TWやスティーズ A TWの完成度の高さを改めて実感しました。
SVブーストのスプールは単体で別売される予定もあるようなので、既存モデルをすでに所有している方は、そちらを待ってみてもいいかもしれません。

また、おなじく2021年新モデルとして発売された「21 ジリオン SV TW」にもSVブーストやハイパードライブデザインが採用されているので、スティーズリミテッドに近い性能を期待できます。
ジリオンは、メタルボディに90mmハンドルと言うタフバーサタイル仕様ながら、175gと非常に軽量。スティーズリミテッドより価格も手ごろで、繊細な底物にも十分対応できる軽さがあり、しかも剛性感は上回っています。
実釣性能メインであれば、21 ジリオン SV TWが最有力候補となるのではないでしょうか。

あと、スティーズリミテッドはあくまで限定品なので、数年後には基本シリーズのモデルチェンジも考えられます。

それでも、現時点でフラッグシップモデルとなるスティーズリミテッドには、最高峰を求める方にとって代えがたい魅力の製品。
限定という特別感あふれる仕上がりは、他の人とは異なるリールを使いたい方にも最適です。
将来的に発売されるかもしれないシャロースプールを使えば、ロープロファイルでより軽量なスティーズリミテッドのフィネスな操作感は他に代えがたい存在になるかもしれません。

つまり、次のような方にスティーズ リミテッド SV TW はおすすめです。

  • 特別な限定モデルを長く使いたい方
  • 最高峰のフラッグシップモデルが欲しい方
  • 将来、ライト寄りのフィネスなアプローチにも使いたい方

トラブルレスでストレスフリーなバーサタイルリールに、さらなる遠投性と巻き心地を追加しつつ、最高の満足度が得られるリールと言えるでしょう。

ダイワの新型ベイトリールや、SVブーストの詳細については、つぎの記事も参考にしてみてください。

ダイワ新型ベイトリール「2021 ジリオン SV TW」の実釣インプレをレビュー!ジリオンといえば、タフなパワーモデルとして評価...
ダイワ新型ベイトリール機「2021 アルファス SV TW」の実釣インプレをレビュー!20タトゥーラ同様、翌年モデルが12月に発売さ...
▲左:SVブースト 右:従来のSVスプール2021年、ダイワの新型ブレーキとして登場した「ブーストシステム(BOOST SYSTEM)」。...

スティーズ limited SV TW に合うロッド

スティーズ リミテッドは特別仕様の限定モデルながら、最新機能を盛り込んだフラッグシップモデル。
合わせるロッドは、やはりハイエンドなバスロッド「スティーズ」が似合います。
2021年にスティーズ ロッドはフルモデルチェンジし、マシンガンキャストやストライクフォースといった名竿が、現代の最新リール性能に最適化されて大幅パワーアップ!
発売日は2021年3月以降なので、今から待ち遠しいですよね。

既存のバスロッドであれば、「ブラックレーベル SG 6101M+FB」もおすすめ。センターカット2ピースの「SG 6102M+RB」もいいですね。
高感度で、X45フルシールドと名称を変えるX45コブラシールドを搭載し、キャストアキュラシーに優れたロッド。コルクグリップにシンプルなデザインが、高級感あふれるスティーズリミテッドとベストマッチです。

また、幅広いルアーを使える事がこのロッドの魅力。
一般的なMパワーのバーサタイルにプラスパワーされた特性は、高比重ノーシンカーやテキサスリグ、ヘビーダウンショットなどを丁寧に操作してバスにアプローチできます。スピナーベイトやバイブレーションといった巻物にも対応し、幅広いルアーが快適なスティーズリミテッドの性能を存分に活かす事ができますね。
勿論、よりパワーのあるヘビーロッドや、ライト寄りなロッドとも高相性ですが、まずはど真ん中を広範囲に押さえたい所。
オカッパリを1本で攻略できるだけでなく、ボートに積み込んでいてもいろいろ応用が効きます。

スティーズロッドの21年モデルが登場するまで、比較的リーズナブルなロッドで代用するなら、ダイワのリベリオンも選択候補。
リベリオンの731MHFB、722MHFB(センターカット2ピース)であれば、底物でセンシティブにフィールドを攻略しつつつ、重量級ルアーやヘビキャロで広範囲を探る事もできます。
穂先が敏感に反応するファーストアクションのロッドですが、重量級ルアー使用時はそこから更にロッド全体がしなるので、立ち上がりの鋭いキャスティングが可能。SVブーストの遠投性能を活かすことが出来ますね。

クリックで応援おねがいします!

  • この記事を書いた人

@BassTsuriTackle

SNSをフォローして、「俺のバス釣りタックル」最新ニュース情報をチェック!

-リール
-, ,

© 2021 俺のバス釣りタックル