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ダイワ スティーズ 641LFS-SV キングボルト F-スペック | 実釣インプレ

キングボルトFスペック

2014年にリリースされたダイワ スティーズ「キングボルト F-スペック」。スティーズというハイエンドブランドながら、その贅沢な性能を「使いやすいさ」と「万能性」に注力した、今も魅力が色あせないロッドのインプレをレビュー!

キングボルトF-スペックの特徴

キングボルトFスペック

スペック SVF COMPILE-X, 全長(m)1.93, 自重(g)96, ルアー重量(g、oz)1/32-1/8、4-8, ライン(lb)2.5-5
適合ルアー ライトダウンショットリグ/ノーシンカーリグ/ワッキーリグ/ジグヘッドリグ/スプリットショットリグ/スモールラバージグ/ミノー/バグルアー

キングボルト F-スペックは、川村光大郎プロが監修された最初のスティーズロッド。ショアコンペティター・川村光大郎プロに相応しく、オカッパリにおいて「キングボルト F-スペック」はバツグンの活躍を見せます。

6.4フィートというスピニングロッドは、操作性とキャスト精度を兼ね備えたレングスとして、今ではボートの釣りでも定番。その特性は、キングボルト F-スペックでも光っています。
オカッパリ用として徹底的にチューニングされ、結果としてボートでも使いやすくなった万能ロッドと言えそうです。

ただ使いやすい反面、特化したハイエンドモデル・スティーズとしての評価は賛否両論でした。その辺りも踏まえて、順に紹介していきます。

キャスティング | キャストフィールとキャスタビリティー

キングボルトFスペック

超フィネスなライトリグのキャスティングに関しては、キングボルト F-スペックはめちゃくちゃ気持ちいいです。特に、1/16ozのダウンショットや3インチに0.9gシンカーのネコリグなどが快適。さらに、2インチセンコーのノーシンカーや1g前後の底物も余裕な繊細さ。
適合ルアー上限は1/8ozとなっていますが、3.5gシンカーのダウンショットや4インチのネコリグ、5g前後のシャッドといった、普通のフィネスにも力負けすることなくキャストできます。

繊細ながらも余裕があるロッドパワーは、狙ったピンポイントへ打ち込む精密性もアップ。
よくロッドを右腕と表現する場合がありますが、キングボルト F-スペックを例えるなら「手のひら」。ライトリグを直接手でつかんで投げるような、体の感覚と一体化できる印象があります。

ライトリグの重みでロッドを曲げた場合も、6.4フィートという短すぎないレングスが、レスポンスの良いクイックなキャストを実現。逆に長すぎない6.4フィートが、フルキャストでもピッチングでも、手の感覚そのままと思えるような穂先操作を可能にしています。

超フィネスであれば、3~4lb以下のフロロがキャストにも操作性にも最適。しかもガイドの口径が大きめなので、5lb以上の太めのラインやリーダーの結束部などでも抜けが良く、気持ちよく飛距離を出せる性能です。

キングボルト F-スペック | 感度

キングボルト F-スペックの感度はかなり良好です。
ただし、SVFコンパイルXを採用したハイエンドロッドとしては、正直物足りなさを感じます。
これは顕著に分かるレベルで、ハイエンドモデルの超感度を期待していた方からは酷評される主要因ではないでしょうか。ガイドセッティング等の要素もありますが、あまり高弾性なキンキンのブランクスではないようです。

ですがキングボルト F-スペックは、超フィネスな底物だけではなく、ミドストや小型シャッドのジャーキングといったラインスラックを多用する釣りにも使いやすい仕上がり。むしろ、そうした特性を持つロッドとしてはかなり高感度に分類されると思います。

近中距離のシャローを狙うには十分な感度で、超ライトリグによる4lb以下のラインであれば、ディープの釣りでも困ることは無さそうです。

使用感とデザイン

キングボルトFスペック

キングボルト F-スペックを手にして、まず感じたのはリアグリップの「短さ」。
ショートロッドとしても短めなリアグリップが、片手でのキャストを快適に、体の感覚と一体化させるイメージです。

「それだけ短いと両手でキャストがやりにくいのでは?」と思いますよね。
ですが、逆の手を短いリアグリップに沿えるようにしてキャストすると、驚くほどキャストの精度が向上。ダブルハンドでぶん投げるような力強さはありませんが、無駄な力を抜いた逆の手が、キャスト側の手首のスナップをキレイにコントロールしてくれます。

ブランクスそのものがかなり軽量で、ただでさえ軽量なチタンガイドも数が控えめ。極端に短く思えるリアグリップでも、ロッド全体のバランスはかなりイイ感じに仕上がっています。

仕上がりの良さもハイエンドに相応しく、所有感が満たされます。
このモデルからダイワのバスロッドで定番となったフックキーパーも使いやすさバツグンで、使い込んでいくうちに細かい所まで自分に馴染むロッドですね。

まとめ

キングボルト F-スペックは、スティーズのSVFコンパイルXという贅沢なハイエンドモデルながら、その性能を使いやすさと汎用性に注力した1品。ハイエンドならではの特筆すべき驚きは少ないかもしれませんが、全ての使い心地が快適で、満足度の高い仕上がりになっています。

軽量なダウンショットや小型なネコリグといった超フィネスな用途は勿論、ミドスト用としても使いやすい特性。ミドスト用ロッドとして考えると、比較的高感度で底物への対応性も高いのも魅力ですね。SVFコンパイルXを、あえてマイルドにチューニングした賜物と言えるのではないでしょうか。

入手困難がネック | 代用するならこのロッド

難点は、リリースから年月が経っていることもあり、入手が困難な事。中古市場でも良品の数が少ない番手です。同じような設計で特徴的なロッドは他にもありますが、ここまで普通を極限までレベルアップさせた品は記憶にありません。

強いて代用できるロッドを挙げるなら、「ブラックレーベル BLX SG 641L+FS」や センターカット2ピースの「662L+FS」がおすすめ。
キングボルト F-スペックのような高性能を兼ね備えた柔軟性はやや劣りますが、感度もパワーも優秀です。最近のダイワのバスロッドは、調子のしなやかさを進化させているので、仕上がりの満足度もグレイト。センターカット2ピースモデルの 662L+FS は、携帯性を重視される方にも嬉しいロッドです。

ややパワーが強くなり、調子も異なりますが、「リベリオン 661ML/LFS, 662ML/LFS」もスムーズなロッドの曲がりが快適で、エアセンサーシートによる持ちやすさが代用できそうです。

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  • 感度は良好。ただ、ハイエンドモデルとしては控えめ
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