ロッド

0.9~14gまでバーサタイル!! 「ブラックレーベルトラベル S66L-5」 実釣インプレ

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5

2021年にダイワから発売されたマルチピースパックロッド「ブラックレーベル トラベル S66L-5」の実釣インプレをレビューします!

ブラックレーベル トラベルは、旅行ケースやバックパック等にスッポリ収めることができるトラベルロッド。あくまでもバスロッドを基軸とした設計でありつつ、多種多様な魚種にも対応できるパワーを兼ね備えています。
普段のフィールドとは異なる旅先で、多様な魚種を狙うチャンスを逃さないスペックが魅力ですね。

その中でも「S66L-5」は、ブラックレーベルトラベルに唯一ラインナップされているスピニングロッド。1機種に限定されたスピニングモデルに相応しく、バーサタイルスペシャルと銘打たれた幅広い汎用性が光る番手です。

1/32oz(0.9g)のリグを繊細に操作できて、1/2oz(14g)クラスのルアーをフルキャスト可能。バス用スピニングロッドとしては、ある意味究極とも思えるそのバーサタイル性能や特性を、実際に使用してみた感想を交えて紹介します!

ブラックレーベル トラベル S66L-5 | 特徴と魅力

公式サイト

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5

アイテム 全長 継数 仕舞 自重 先径/元径 mm ルアー重量 ジグ ライン PE(#) テーパー カーボン 定価(円)
S66L-5 1.98m 5本 47cm 98g 1.6/10.3 0.9~14g 1/32~1/2oz MAX80g 4~8lb MAX 1.2 F 99% 43,000

※専用ソフトケース付属

適合ルアー(最適◎、適○、可△):
ノーシンカーリグ◎、ジグヘッドリグ◎、ジグヘッドワッキー◎、ネコリグ◎、ダウンショット◎、スモールラバージグ◎、スプリットショット/ライトキャロライナリグ◎、フロッグ○、トップウォーター○、ミノー◎、シャッド◎、プロップベイト◎、バイブレーション◎、クランクベイト◎

対象魚種、適合魚種:
ブラックバス、ビッグトラウト/ボートラウト、シーバス/ボートシーバス、小型青物、クロダイ(チヌ)、スヌーク/レッドフィッシュ/ストライバー、ザンダー、パーチ、ソガリ

「ブラックレーベル トラベル S66L-5」の性能・スペックは上記の通りです。
5ピースのマルチピースロッドで、仕舞寸法47cmという持ち運びに便利なパックロッド。クッション性のある専用ソフトケースに収めると、丁度50cm程度の長さになります。

S66L-5 の際立って目立つ特徴は、0.9~14g(1/32~1/2oz)という幅広い適合ルアー。レギュラークラスのルアーを扱えつつ、非常に軽量なリグまで対応しています。
適合ルアー上限が高いので、やや固めなスピニングロッドを想像していましたが、手に持った感覚は非常に柔軟。穂先からベリーがしなやかで、Lパワーのダイワバスロッドらしい仕上がりです。
穂先に比べるとバット部分はやや強め。それでも意外とバットは細く、ガチガチすぎる事もないので、バーサタイルなバス用スピニングとして妥当な範囲ですね。

キャスティングや操作性など、使ってみた印象は後の項で詳しく紹介しますが、純然たるバスロッドの使用感を重視した竿である事は間違いありません。
つまり、ライトリグからレギュラークラスまで色々なルアーを幅広く使える、非常にバーサタイルなバス用スピニングロッド。その上で、トラウトやシーバス、クロダイ(チヌ)、小型青物まで対応できる特性が魅力です。

ブラックレーベル トラベル S66L-5 | 採用技術・テクノロジー

ブラックレーベルトラベルは、ダイワの最新テクノロジーが採用されている点も魅力。持ち運びに便利な5ピースのパックロッドでありつつ、ハイスペックなバスロットとして作り上げられています。
代表的な技術は次の通り。

X45フルシールド(旧名称:X45コブラシールド)

キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどで発生するロッドのネジレを抑制する技術が「X45」。縦と横方向のカーボンシートで構成されるブランクスに、45度方向のバイアスクロスで締め上げる事でネジレ剛性を高めています。
そのX45を、バイアスクロスが最大限に効果を発揮できるロッドの外側(最外層)に配置したテクノロジーが「X45フルシールド」。通常のX45以上のキャストアキュラシーを発揮し、ロッド本来の性能が引き出しやすくなっています。

3DX

ブラックレーベルトラベルは、バット部分に3DXを採用。正六角形が並ぶ構造のカーボンクロスでロッド本体をストッキングのように覆い、あらゆる方向からの力に対して優れた形状復元能力・反発力を発揮します。
ランカーサイズの魚をもジワジワと浮かせてキャッチするポテンシャルが魅力!

HVFナノプラス(HVF NANOPLUS)

カーボン繊維の密度を上げ、繊維を接着するレジン量を減らす事で、ロッド本来の繊維特性を発揮しやすくする「高密度HVFカーボン」。そこに、東レ(株)ナノアロイテクノロジーを組み合わせる事で、さらなる高強度化・軽量化を実現しています。
従来のレジンはカーボン繊維よりも粒子が大きく、目に見えない隙間が内部に存在。そうした隙間をナノアロイテクノロジーが補完しています。

エアセンサーシート(AIR SENSOR SEAT)

カーボンファイバーで強化されたリールシート。軽量化・高強度・高感度を実現し、用途に応じて専用設計で汎用リールシートでは得られない操作性を実現しています。

トラベルロッドとしての特性

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 ケース

▲ブラックレーベルトラベルは、クッション性のある専用ソフトケース付きで、布ケースよりしっかりとロッドを保護できる。ハードケース程は強固でないものの、よりコンパクトに収まるのがメリット。

ブラックレーベルトラベルは、バスロッドとして優れた特性を持つだけでなく、ソルトを含む幅広い魚種まで対応。様々なフィールドに手軽に持ち運べるパックロッドとして、次のような特徴も兼ね備えています。

大口径Kガイド搭載

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 大口径Kガイド

バスだけでなく、幅広い魚種をターゲットとする為に大口径Kガイドを搭載。PEラインの使用にも最適で、ソルトや海外の大物にも対応できます。
タフなガイド設計は、バッグなどに収納して長距離を移動する場合も安心感が高まりますね。

強靭なバット部

バスを含む幅広い魚種に対応する為、強靭なバットパワーを実現しています。

EVAグリップ仕様

S66L-5 は、スリムフィットのエアセンサーシートを採用。淡水や海水、さらにはアマゾンのブラックウォーターでも汚れにくく、耐久性もバッチリなEVAグリップ仕様です。

高強度設計

マルチピースのモバイルロッドは、パーツ点数が多い分、繊細で脆いイメージも。
その概念を払拭する高強度設計で、最適な道具を場所に制限されることなく使えるトラベルロットに仕上がっています。

外見、デザイン、使用感

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 ケース

▲専用ソフトケースに1ピースずつ収められている

「ブラックレーベルトラベル S66L-5」の外観や、実際に使ってみた使用感を紹介します。

外見、デザイン

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 ティップ バット

▲S66L-5のバット(上)とティップ(下)部分。繊細な穂先に対してバットは強めだが、太すぎる印象は少ない。

ブラックレーベルトラベル S66L-5 は、実売価格が3万円台前半のロッド。決して安い値段ではありませんが、そのグレードに相応しいクオリティに仕上がっています。
2019年にフルモデルチェンジしたバスロッド「ブラックレーベル BLX」の流れを受け継ぎ、バスロッドとして質実剛健なでデザインと言えますね。

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 グリップ

▲S66L-5のグリップは重厚だが、Lパワーのスピニングロッドとして十分許容できるバランス。自分は、フックキーパーをグリップ部分に装着して使用。(バット部分にフックキーパーを付けた場合、ケースに収まりにくかったため)

ブラックレーベルトラベルは、優れた感度や操作性に加え、魚を釣りやすい状況にするラインスラックをオートマチックで出しやすい穂先など、最新バスロッドに相応しいブランクス設計。その反面、大口径なガイド仕様や、近年のバスロッドでは珍しいロングフォアグリップ、ラウンド形状のグリップエンドなど、バス以上の大物と長時間ファイトしやすいゴツさも特徴です。
最新装備と今風のデザインクオリティを踏まえつつ、10年以上前に登場した初代ブラックレーベルの剛健さを併せ持った外観。古き良き時代を現代版としてリメイクしたような、時代の流れに媚びない独特のテイストがあります。

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 継ぎ目

▲ロッドの継ぎ目は表面が削り込まれているものの、全体的に黒ベースなカラーリングなので違和感はあまり感じない。各ピースに機種名が刻印されているので、複数タックルをまとめても、継ぐ際に迷わない仕様。

ロッド開発に携わっているプロアングラー「林 龍介」さんは、ブラックレーベルトラベルS66L-5で70㎝位のシーバスをキャッチ。..かと思えば、0.3号のPEラインで虫系ハードルアー(ドラウンシケーダ REV. 自重4.6g)を駆使し、野尻湖のスモールマウスバスを仕留めています。
こうしたS66L-5の剛と柔で両極な特性が、外見デザインにも表れていますね。

使用感

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 ティップ バット

▲S66L-5 の1ピース目は非常に繊細な穂先。

ブラックレーベルトラベル S66L-5 を手にして最初に思った事は、穂先が非常に柔軟な事。バット部分を指で叩くだけで細かくティップが震え、ロッドをシェイクするとティップからベリーがしなやかに揺れます。
3~4インチクラスのミドストでも使えそうな穂先。この手触りは、Lパワークラスのスピニングバスロッドらしい特性だと思いました。

ダイワのLパワーバスロッドは、かなり繊細でフィネスなリグを使いやすい特性。ラインセッティング次第で、S66L-5もそうしたライトリグを十分使えそうですね。
S66L-5 の1ピース目と2ピース目(穂先からベリー部分)は、かなり細いブランクスなのですが、意外と粘りがあると感じました。
キンキンの高弾性な特性ではなく、グッと粘る事で、重めのルアーにも負けない印象。さらに3ピース目と4ピース目(ベリーからバット部分)が3DXで補強され、更なる粘り強さが加わることで、14gクラスのルアーでもフルキャストで振り抜けられるパワーがあります。

ざっくりとイメージで言えば、穂先がLパワーでバット部分がMLに近いロッド特性。その特性を、高弾性ではなく粘り調子に仕上げる事で、パワー差の違和感が比較的少なく、負荷に応じてパラボリックにロッドが曲がるナチュラルな使用感です。
重量級ルアーでもしっかりとフルキャストできる芯の強さと、柔軟なティップで軽量ルアーの重みを受け止め、それをバットまで伝達する事でキャストに必要な反発力を確保できている印象。

適合ルアー0.9~14gという極端なスペックのロッドとは思えない程、普通のバス用スピニングロッドとして、色々なルアーを扱いやすい使用感です。

ラインセッティングとドラグ設定

幅広いルアーを使いやすい「ブラックレーベルトラベル S66L-5」。その分、適合ライン(4~8lbフロロから1.2号のPEまで)の幅も広いので、ベストな使用感を得るためには、メインに使用するルアーや状況に合わせたライン選びが重要です。
合わせて、リールのドラグ設定もパフォーマンスに直で影響するので、おろそかにできませんね。

..と言うのも、Lパワーの繊細さを持ちつつも、バット部分の復元力・反発力はかなり強め。ロッドを立てすぎた場合など、基本的な操作を逸脱したイレギュラーな状況ではライン負荷を軽減しにくい面もあります。
そうしたイレギュラー時、ドラグ設定が適切でないとラインブレイクの危険性が高まる事も。
逆にドラグが緩すぎると、フッキング時や魚とのファイトで十分なパワーを伝達しきれない場合もあります。

自分の場合、5~6lbフロロや0.8号以下のPEなら、バシッとフッキングした時にジーッとドラグが鳴る程度。4lbフロロは、スイープにフッキングした時にジジーッとラインが出る範囲でドラグ調整しています。
1号を超えるPEの場合はやや硬めで、結束部近くのリーダーを手を引っ張って若干ドラグが鳴る位。本来はキチンと計測してドラグ調整すべき所、大体こうしたイメージで合わせちゃています。

ある程度ざっくりとしたセッティングでも使いやすいロッドですが、極める事で最大パフォーマンスをより発揮できる特性だと感じました。

キャスティング | キャストフィール、キャスタビリティ

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 スモラバ

▲Lパワーのバス用スピニングロッドらしく、1.8g台のスモラバにも対応可能

「ブラックレーベルトラベル S66L-5」で実際にルアーを投げてみて感じた事を紹介します。

キャストフィール

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 スピナーベイト

▲通常のバス用スピニングではダルくなりがちな3/8ozクラスのスピナーベイトもフルキャスト可能

ブラックレーベルトラベル S66L-5 のキャストフィールは、ダイワのバス用スピニングロッドらしく、懐の深いパフォーマンス。様々なルアー重量に応じてキッチリとロッドが曲がり、その反発力で投げやすい特性です。
5ピースの継ぎ目に感じる違和感が全くない訳ではありませんが、ロッド全体が比較的粘り調子でノイズを和らげてくれることもあり、気持ちの良いキャストフィールを楽しめました。

1.8gクラスのスモラバやダウンショット、3インチクラスのネコリグ、5g前後のシャッドや7g程度のミノーも十分キャスト可能。その反面、通常のフィネスなスピニングロッドではダルくなりがちな3/8ozクラスのスピナーベイトでも、しっかりと振り抜いてフルキャストする事ができます。
キャスティングにおいて、S66L-5 の優れたバーサタイル性能は存分に発揮されました。

ただし、ティップがかなり細く柔軟なので、ピッチングやサークルキャスト、近距離へのショートキャスト等は、適合ルアーの中でも軽めな方がコントロールしやすい印象です。
粘りを感じるブランクスは、重めのルアーをフルキャストしても、細いティップが破損するような印象はありません。
ですが、穂先の細かい動きでコンパクトなキャストを行う場合、快適なルアーは5gあたりまでだと感じました。7g以上のシンカーを使ったリグやルアーだと、穂先の柔軟性がダルく感じられるシーンも増えます。
重めのルアーは、ロッド全体を使ったオーバーヘッドのフルキャストが快適で、鋭いサイドキャストでもある程度は制御可能。柔軟な穂先が曲がり切っても、粘りと反発力があるバットパワーでしっかりと支える事ができます。

つまり、バスロッドとしてのキャスティングは、Lパワーのスピニングロッドに若干パワーがある位のイメージ。その上にプラスαで、ソルトなどで使用する14gクラスのメタルブレードをオーバーヘッドによるフルキャストで投げられる...といった使用感でした。

ただ、バットパワーが強めなので、1.8g前後の軽めなリグの場合、十分にロッドを曲げきれず、若干飛距離不足を感じるかもしれません。
それでも、柔軟なティップからベリーが軽量ルアーの重さを受け止め、その動きをバットまで伝達させるので、実釣に最低限必要な性能は発揮できます。

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 ネコリグ

1.8gのスモラバや3インチのネコリグといったフィネスな領域を多用するのであれば、4lbのフロロカーボンラインや、0.3~0.4号のPEラインなどのラインセッティングがおすすめ。

4インチのネコリグ、5gのシャッド、2.6g以上のシンカーを使ったリグやスモラバなら、自分の場合は5lbのフロロライン、PEなら0.6号前後を基準にすると思います。

7~10g以上のシンカーやルアー使用時は、0.8~1.2号のPEをベースに、1.5号~3.5号のリーダーを状況によって使い分けるイメージ。太めのリーダーでも、キャスティング時の抜けが良い大口径ガイドを搭載している点が S66L-5 のメリットですね。
適合上限近くのルアー使用時は、6lbフロロや8lbあたりのナイロンラインも選択肢に入ります。

キャスタビリティ

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 ダウンショット

▲1.8gシンカーのダウンショットでピンポイント狙い

X45フルシールドを採用する「ブラックレーベルトラベル S66L-5」は、狙った場所にルアーを投げるキャスタビリティに優れています。
従来のX45よりハッキリとブレが抑制され、キャスティング時に意図通りの場所へアプローチしやすい特性。とくに、3.5~5gあたりのルアーは非常にコントロールしやすく、投げやすい印象でした。

しかし、穂先が細く柔軟な特性もあり、5gを超えて7g以上になると、ピッチングやショートキャストでティップ~ベリーにブレを感じます。
高弾性で張りの強いロッドでも無い為、穂先だけを使って近・中距離に撃ち込むような用途では、5gあたりまでが快適。ロッドを使い込めばある程度のコントロールは可能ですが、7gを超えるルアーで精度を出すのは慣れが必要だと感じました。

Lクラスのバスロッドとして高いキャスタビリティを備えるものの、適合ルアーの重めは遠投向けな精度だと思います。

▼感度、操作性、フッキング、魚とのファイト

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 シャッド

「ブラックレーベルトラベル S66L-5」の感度や操作性、フッキングパワーについて紹介します。

感度

ハイグレードなバスロッド「19ブラックレーベル BLX」の設計を受け継ぐ S66L-5 は、マルチピースモデルながら十分な感度性能を発揮します。
1.8gシンカーのライトリグでも微妙なボトム形状を把握しやすく、小型プラグの波動もしっかり感じ取ってくれました。

ただ、この価格帯のロッドとしては、ブランクス本体が持つ高感度・高弾性なキンキン感はやや控えめ。先に購入したベイトロッド「ブラックレーベルトラベル C66M-5」と比較しても、「ブラックレーベルトラベル S66L-5」は若干マイルドなブランクスだと思いました。

これは、細いティップと極端に太すぎないバットで、スピニングロッドとしては異例な程の幅広いルアーに対応する為かもしれません。
自分自身、S66L-5 は高弾性ながらやや粘り調子なブランクス特性で、それがライトリグからレギュラークラスのルアーまでを扱いやすくしていると感じています。
つまり、粘り調子な分だけ、高弾性なキンキン感が抑えめになっている印象。価格帯に応じた感度レベルではあるものの、このグレードにおけるフィネス特化なスピニングモデル程では無いと思いました。

しかし、柔軟性があり細いティップはレスポンスがよく、ラインから伝わる微妙な振動でも揺れ動きやすい特性。目で見えない程の揺れであっても、そうした動きがブランクスに伝わり、手元への違和感として明確な情報伝達を発揮してくれます。
実際、バスの喰いがイマイチ渋めなコンディションの日でも、微妙な違和感として気付く事が可能でした。

小さな違和感をも甲高く伝えるような超高感度ではありませんが、ブラックレーベルトラベル S66L-5 はバーサタイルモデルとして十分な情報伝達性能があると言えます。

操作性

ブラックレーベルトラベル S66L-5 の操作性は、バーサタイルなバス用スピニングモデルとして快適な使用感。Lパワーという事もあり、10gを超えるミノーのジャーキングやトップウォータープラグはややダルめですが、9g以下のミノーやトップ、5g前後のシャッドなどは、ロッドアクションで軽快に操作可能です。
また、穂先からベリーが適度にしなやかなので、専用ロッド程ではないものの、3~4インチクラスのワームによるミドストなども十分対応できます。
シェイキングも特化性能ではありませんが、Lパワーロッドらしい操作性能は十分備えている印象。

リーリング主体であれば、適合ルアー上限いっぱいの14gクラスでも不足を感じることはありません。
ソルトでの使用では、S66L-5 の適合ルアーでも重めなルアー帯を多用すると思いますが、リーリングを主体とするアクションであれば問題ないですね。
自分の場合、チニングなどでフリーリグを操作する際も、10g以上のシンカーを使って、リーリングによるストップ&ゴーで操作しています。

フッキング、魚とのファイト

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 釣果 スモールマウスバス

穂先が柔軟な S66L-5 は、高弾性でハリがあるティップではありません。
掛け調子ではないものの、ロッドが曲がり込んでからの反発力が強く、Lパワーのスピニングロッドとしては十分なフッキングパワー。バットパワーが強いので、バットでしっかりフッキングするような基本に忠実な操作で、ある程度太軸なフックでもバスの上顎を貫通させる事ができました。

魚とのファイトは、引きが強い大物の場合、穂先が若干暴れるものの、ベリーからバット部分に粘り強さが発揮されます。
ロッドを十分に曲げ込んでからの安定感は抜群で、MLクラスのスピニングモデルに匹敵するか、それ以上の力強さを感じました。

ただし、バットパワーが強い反面、ライトラインにイレギュラーな負荷がかかっても、それを吸収しきれない場合もあります。
具体的に言うと、ロッドを不用意に立て過ぎたり、ドラグがガチガチに締まっている場合、細いラインだとブレイクする危険性が高くなりますね。
ベロンとした柔軟性がある入門用バスロッドの場合、こうした負荷もある程度は吸収してくれるのですが、S66L-5 はそのハイスペックに応じた、基本通りの忠実なファイトが重要だと実感しました。
ロッド操作とドラグ設定が適切であれば、大物でもジワジワと浮かせる事ができるので、適切な使い方においての安定感はバツグンです。

まとめ

ダイワ ブラックレーベルトラベル S66L-5 釣果 スモールマウスバス

「ブラックレーベルトラベル S66L-5」は、Lパワークラスのスピニングモデルとして、価格帯に相応しいポテンシャルのロッド。ソルトや他魚種にも対応する幅広さを持ちながら、あくまでもバスロッドとしての操作性に忠実な仕上がりです。
バス用スピニングロッドとしての使いやすさを確保しつつ、プラスαで幅広いルアーを使える特性と、バス以上の大物に対応できる粘り強さを兼ね備えた特性ですね。

マルチピースで持ち運びがしやすく、旅先のフィールドでさまざまな釣りを楽しめる。丈夫で強固な造りながら、十分軽量でバランスの良い持ち感も快適な仕上がり。あらゆる面で、最もバーサタイルなバス用スピニングロッドだと言えるのではないでしょうか。

同じ価格帯であれば、バス用途に限定した専門番手の方が、感度や操作性において優れている面もあります。
ですが、バッグに手軽に詰め込んで持ち運べる利便性と、幅広い汎用性、各分野で十分すぎる性能を兼ね備えているスピニングモデルとして、ブラックレーベル S66L-5 は他では得られない特性を持つロッドだと感じました。

特に、遠征などで手軽に持ち運びしやすいバス用スピニングロッドを探している方におすすめ。十分な高性能と、持ち運びに耐える丈夫さがメリットです。
バスを主体としつつ、同じ道具で他の魚種にもチャレンジしたい人にもいいですね。
スピニングタックルは、タフなバスを攻略しやすいだけでなく、さまざまな釣りに応用しやすい点も魅力。ベイトロッドを主としつつ、抑えにスピニングタックルを忍ばせておきたい用途にもベストアイテムです。

ブラックレーベルトラベル S66L-5 に合うリール

ブラックレーベルトラベル S66L-5 は、マルチピースのパックロッドながら、かなり高性能に仕上がっているバスロッドです。
合わせるリールも、軽量でパフォーマンスの高い機種がいいですね。

おすすめのリールは、「ダイワ 20ルビアス FC LT2500S-XH」。非常に軽量(自重155g)なフィネスカスタムモデルで、バス用途でバーサタイルに使いやすい2500番台の浅溝タイプです。
ライトソルト用としてもいいですね。

ソルトでの本格使用も含めた多様性を求めるなら、「ダイワ 20ルビアス LT3000S-CXH」が有力候補。ラインキャパが多いので、バス用途では下巻きなどの調整が必要ですが、エギングやシーバス、トラウトまで対応できるパワーと汎用性を持ちつつ、十分軽量(自重180g)な点が魅力です。

ワールドシャウラやスコーピオンなど、他魚種に対応する他ロッドとの違い

バスだけでなく、他魚種にも対応するロッドは複数存在しますが、ブラックレーベルトラベルのベースは純粋なバスロッド。バス専用ロッドとしての操作性を確保しつつ、プラスαのパワーや強度が他魚種への対応力を加味しています。

シマノのワールドシャウラやスコーピオンロッドといったフリースタイルロッドは、他魚種を含めたルアーフィッシング全般に対応した基本性能の高さが魅力。バス用途としてもそのポテンシャルを存分に活用できるものの、昨今のバス専用ロッドとは若干異なる味付けです。

バス用途での使用がメインとなる方はブラックレーベルトラベル、さまざまな釣りを均等に行う方は、ワールドシャウラやスコーピオンロッドの方が便利な面も多いと言えますね。

その他のラインナップ、バスタックルのインプレなど

ブラックレーベルのラインナップや、バスタックルのインプレ、おすすめ商品なども記事にしているので、参考にしてみてください。

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